新型コロナウイルスの潜伏期間が短くなっている?

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                            
さて、昨日は、新型コロナウイルスの全国の感染者が1,200名を超えて、過去最大となりました。
今のところ、重症者の割合は高くなく、今後、経済を優先した方が良いのか、感染拡大対策で自粛を強めた方が良いのか、専門家の意見も分かれている状況ですが、少し気になるところがあります。

それは、発症までの日数が短くなっているのでは、という傾向です。

全患者の感染状況が発表されておらず、また感染経路不明者が半数以上の地域も多いため、単なる偏りの可能性もありますが、昨日の感染者の内訳をみると、先週の4連休中の感染疑いのある方が多くおられます。

岩手県初の感染例も、先週の関東地方でのキャンプでの感染が疑われていますし、福井県の6例の集団感染も先週の沖縄旅行での感染が濃厚とされています。
他にも、連休中の感染疑いが多いように感じます。

今回の新型コロナウイルスは、最大2週間と言われる潜伏期間と無症状での感染事例が、感染拡大をやっかいなものとしていました。

例えば、インフルエンザは早いと感染即日に発症します。
急な悪寒や発熱、倦怠感により、発症後は体調の悪さから行動的な制約を受けることになり、そのことで他人との接触の機会が減り、感染拡大が防止されている、という側面があります。

新型コロナウイルスは、そうした傾向とは真逆でしたが、最近は、変異しているのではという研究報告も多く、その一つとして、潜伏期間が短くなっているのであれば、今後の、感染拡大防止の対策も大きく変わってくるかもしれません。

基本的に、ウイルスは自己の増殖を目的としていますので、最初は宿主(ヒト)に大きな影響を与えても、宿主がすぐに死ぬようなことがあれば目的が果たせないことになりますので、少しずつ変異しながら共存できるように変化していきます。

これから夏休みやお盆期間で、お出かけされる方も多くなるかと思いますが、こうした感染傾向の変化には少し注意するようにしておきましょう。
外出機会が増える中、外であってもマスクの着用は必ず行うこと(特に会話をするような飛沫が飛びやすい場所)、帰宅時の手洗いの徹底を行うようにしましょう。

世界を見ると、欧州でも患者数が再び増加する傾向が強くなっています。
アメリカでも過去最大の死者数が報告されたり、アフリカでも急激に患者数の増加が報告されています。
新型コロナウイルスの影響は、今は、収束に向かっているのではなく、拡大に向かっていることは確かです。

今のところ、重症者数と死者数の急増が見られない日本では、新型コロナウイルスによる直接的な影響は大きいものではありませんが、医療体制がひっ迫しつつあること(新型コロナウイルスの重症患者への医療ではなく、一般の通常医療に支障を招き始めている、という点で)は、忘れないようにしましょう。

一人の入院患者に対する医療支援体制は、新型コロナウイルス患者の場合、感染防止対策を常に必要とする分、医療リソースは何倍も必要になります。

新型コロナウイルスが今後、弱毒化することで、その影響力を大きく落としていくことは十分にあり得ますが、現時点では、少なくとも感染者増の傾向は強くなっていますので、各自の感染防止対策は、しっかりと意識して取り組むことが求められます。

                            
おまけ★★★★大田のつぶやき

変異のスピードが弱いと言われていたコロナウイルスですが、今回の新型コロナウイルスは、そうした傾向とは異なっていることも十分に考えられます。
変異のスピードが速いことが、良い結果を生んでいるのか(弱毒化など)、悪い結果を生むことになるのかは不明ですが、今後の変異の情報には敏感になっておく方が良いかもしれません。