昨日の報道番組から、新型コロナの情報について(3)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                           
今日は、今回のテーマの最後となります。

今回の連休中は、患者数の増加に伴う自粛ムードが漂っていますので、外出を避ける人が多くなれば、お盆前には再び、感染者数は減少してくる可能性は高いでしょう。

「三密」と言われていますが、これは感染のリスクそのもの、というより感染経路に従った感染傾向の強弱を示していると考えた方が良いでしょう。
例えば、マスクをして会話もせずに過ごしていれば、電車内の密閉空間であっても、飛沫やエアロゾル感染の経路が強くなく、感染するリスクは高くはないでしょう。
逆に、マスクをしないで会話を楽しむのであれば、それが三密を避けれる環境であっても、湿度が高い今の時期、エアロゾルにより30分以上、ウイルスが空中を漂うことを考えると、感染のリスクは高くなります。

気をつけることが必要なのは「三密」よりも、感染経路を断てる状況が作れるか、ということです。
三密が、感染経路をつくりやすい、ということは確かですが、感染経路は三密であろうとなかろうと存在しているので、感染対策を考えれば、もっとも望ましいのは、いかに「人との接触を避ける(正しく言えば、ウイルスに感染した人との接触を避ける)」ということになります。

避けるべき環境は、

1.会話や飛沫が飛び交う環境(飲食店やジム、カラオケ店など)

2.エアコン(空調)が効いた密閉された室内

3.サージカルマスクを着用せずに、30分以上、そうした空間内で過ごす

を注意するようにしましょう。
なお、最近は熱中症対策として、通気性のよいサージカルマスク以外を着用する方も増えていますが、飛沫感染にはある程度対応できますが、エアロゾル感染への対応は万全ではありませんので注意しましょう。

なお、「三密」は無視してよい、というわけではありません。
今は「三密」以上に感染経路を意識した対策の方が重要、ということです。

今の日本の新型コロナウイルスの状況は、感染者数は増加していますが、重症者が極端に増えているわけではありません。
また、今回紹介した記事のように、ウイルスが弱くなってくれば、感染を恐れる必要が大きく減ってくる、ということも考えられます。

しかし、新型コロナウイルスに「対応」に当たるのは、あくまで「人」であることは忘れてはならないでしょう。
今朝の報道番組の紹介では、今、東京都では、入院先(ホテルを含める)などの指示を待っている人、自宅待機を余議されている「自宅で待っている人」は1,000人以上いるそうです。
そして、それらの自宅で待っている人には、食事の提供が行われることもなく、本人任せです。
中には、医師の診察を行わずに、保健所の電話での聞き取りで、症状の有無の自己申告内容で、待機を解除され、自由に行動して良い、となった人もいました。

ただ、この現状は、「人手不足」だから起きている状況です。
1,000人もの自宅待機者を、誘導するための人員は、現在の保健所のスタッフではもう限界に来ており、おそらく来週中には、さらに同数以上の待機者が増える見込みです。

治療のキャパシティは、まだ十分にあるかもしれません。
しかし、治療を行うためには、目に見えない(表には出てこない)多くの補助となる人たちが必要であること、そうした補助できる人たちが不足すれば、治療の現場にスムーズに患者を送り込むことが難しくなります。

今、日本の医療従事者が口にする「医療体制のひっ迫」とは、医療行為のひっ迫ではなく、医療行為を行う前段階のひっ迫なのです。
そして、新型コロナウイルスにより、こうした医療体制がひっ迫すれば、それは他の疾患の治療にも当然影響してきます。
そういったことも念頭に置いて、各自が対策を考えるようにしましょう。

                           
おまけ★★★★大田のつぶやき

私たちが感染しないための対策を行うのは、感染した患者とならないことが目的なのと同時に、感染者の増加に伴う医療体制の崩壊を防ぐことも求められていることを忘れないようにしましょう。