米に虫がわいたのは誰が悪い??

西だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
今日は、アトピー性皮膚炎とは直接関係ないが、少し興味深い記事を見つけたので紹介したい。
          
          
●「米に虫が湧いた」とクレーム 国民生活センターの回答に「胸がすっとした」「素晴らしい」
https://grapee.jp/845218
         
消費者庁が管轄している独立行政法人国民生活センターは、ウェブサイトで生活上の豆知識を公開しています。
悪徳商法や詐欺への対処法など、多くの人から寄せられた相談事例と解決策を案内しているのです。
その中の食品に関する事例が、ネットで再び話題になっています。
         
▼「米を買ったら虫が湧いていた」という意見に、国民生活センターは…
          
話題になっているのは、2016年に公開されたお米に関するクレーム。
意見の投稿者によると、新品の米を10㎏購入したそうです。しかし、しばらくして食べようと思い袋の中を見たら、虫が湧いていたのだとか。
           
「インターネット通販で10㎏入りの米を購入し、棚の中に保管していました。3カ月後に食べようと思ってビニールの米袋を見たら、中に全長3㎜くらいの黒い虫がぞろぞろいました。
開封していないので、外から入ったものではないことは明らかです。返品、交換してもらいたいです」
             
投稿者は、新品の米に虫が混入していたとみなし、返品を希望している模様。
この意見に対し、国民生活センターは袋の中にいた虫を『コクゾウムシ』であると回答した上で、「コクゾウムシの混入は、完全に防ぐことはできない」と述べました。
コクゾウムシは米や麦、乾麺などに湧く虫であり、食品の保管方法と保管期間などによっては、卵から孵化(ふか)することがあるのだとか。
続けて、国民生活センターはこのように解説をしています。
         
「米は、生鮮食品と同じく長期保管には向きません。食べる分だけ少しずつ購入し、冷蔵庫などの冷暗所で保管しましょう。
最近は、異物混入で問題になることを嫌う販売店の方針や、洗浄や精米といった技術の進歩、流通の進歩等により生鮮食品に害虫がついていることは少なくなり、それに伴い、私たちは、米だけに限らず生鮮食品に害虫や土などはついていなくて「当然」、それが「普通」というような感覚を持つようになってきています。
たしかに、米の袋の中に黒い虫がぞろぞろいれば、大変に気味が悪いだろうと想像はできますが、高温多湿の日本で、数カ月も米を放置していれば、コクゾウムシの発生は当然予想すべき事象の範ちゅうです。
自然の恵みである収穫物を消費するにあたっては、生産者や卸業者、販売業者だけが知識を持つだけでなく、最終的に消費する消費者自身も食品に関する知識を有することは自身にとって非常に大切なことです。
なお、コクゾウムシは、15℃以下では発育・繁殖できないため、米を冷蔵庫に保管していれば、コクゾウムシの発生(孵化)は防げます。米袋の中でコクゾウムシが見つかった場合、米を天日干しすれば取り除くことができます。
虫の発生が少しであれば、食べるのに問題はありませんが、たくさん発生していた場合、食い荒らされた米がおいしいかは、疑問です。」
             
投稿者に対し、そもそもなぜ米に虫が湧くのかを丁寧に説明した国民生活センター。
高温多湿の日本で、なんの対策もせず米を放置すれば虫が湧くのはむしろ当然のことであり、虫を防ぐには消費者が正しい知識を持つことが重要であると説きました。
一般的に、コクゾウムシの対処は冷蔵庫で米を保管したり、防虫剤を使用したりすることが有効とされています。米を買いだめするのも避けたほうがいいでしょう。
国民生活センターの回答に対し、ネットからは「素晴らしい対応」「参考になった」など称賛の声が上がっています。
          
・元々、お米や麦に虫や卵が混入するのは普通なんですけどね。だからこそちゃんと保管しないと。
・国民生活センターの毅然とした対応や丁寧な説明に、胸がすっとした。
・とてもいい解説!これを書いた担当者の温かみを感じますし、参考になりました。
         
食べ物に虫が湧いていたら、ゾッとしてしまうのは仕方のないこと。
しっかりと正しい知識を身につけ、食事を楽しみたいですね!
            
          
品質を良い状態で保持することはメーカー側の責任であることは言うまでもないが、記事の中で注目したい部分は、
      
        
「最近は、異物混入で問題になることを嫌う販売店の方針や、洗浄や精米といった技術の進歩、流通の進歩等により生鮮食品に害虫がついていることは少なくなり、それに伴い、私たちは、米だけに限らず生鮮食品に害虫や土などはついていなくて「当然」、それが「普通」というような感覚を持つようになってきています。」
         
       
という箇所だ。
今の私たちの「感覚」や「知識」で当たり前だと思っているものが、実は、一つの前提を加えた上でしか成り立たない常識だった、ということだろう。
もちろん、害虫や土などが付着していない食品の方が多ければ、そうできていない食品は、「努力が足りない」ということもあるかもしれない。
しかし、その「努力」が、価格に反映されていない限り、それは労力を伴わない努力の可能性が高い。
例えば、防虫剤などを食品に使用する中国で見られた例などだ。

もちろん、安全性が担保されていれば、そうした薬剤の使用がダメだ、ということではない。
しかし、本来、食品には害虫や土がいることは「非常識」ではなく「常識」であり、それを「非常識」と考える場合には、相応の対価を出さなければならないことは忘れてはならないだろう。
対価を不要とするそれらの「非常識」には、その理由を良く考えることも大切だろう。

                            
おまけ★★★★博士のつぶやき

「常識」と「非常識」の問題は、今の時代、かなり難しい部分を抱えておる。
特にネットが発達しており、個人で「情報の取得」が可能だけにやっかいじゃ。
個々人が、取得した情報の整合性を冷静に判断できればよいのじゃが、えてして、多数意見に左右されてしまうケースも多い。
自分の常識が、本当に常識であるのかは、しっかり考えておくべきじゃろう。