夏の新型コロナウイルスの注意点とは?(3)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                       
今日も昨日の続きです。
今回のテーマの最後です。
         
         
3.抗体が失われる状況に注意を
         
先日の報道で、少し気になるものがありました。
新型コロナウイルスの感染者を調べたところ、3カ月でほとんどの人が抗体を失っていた、という内容です。
          
          
●新型コロナ、3カ月で抗体減少 集団免疫困難か―スペイン保健省
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020070700193&g=int
              
スペイン保健省は6日、新型コロナウイルス感染後に体内で作られる抗体が短期間で減少したとする研究結果を明らかにした。パイス紙(電子版)が報じた。一定率以上の人が感染すればそれ以上は拡大しないとされる集団免疫が、新型コロナでは獲得できない可能性がある。
同紙によると、研究はスペイン人約7万人を対象に、3カ月にわたり3回の抗体検査を行った。1回目の検査で陽性だった被験者の14%が、3回目の検査では陰性だった。最終的に抗体を保有している人は、被験者全体の5%にとどまった。
 保健省が管轄するカルロス3世保健研究所の所長は「抗体は一時的なものにすぎず、不十分な可能性がある」と指摘。人口の95%が依然として感染の恐れがあるとして、「気を緩めることはできない」と警戒を呼び掛けた。
             
          
記事によれば、感染者を3回にわたり調べたところ、3か月後に抗体を持っていた人は5%にすぎないことが分かりました。
もちろん、抗体検査の信頼度の問題はあるかと思いますが、検査の分母が多いので、ある程度の信頼性はあるものと思われます。

もちろん、過去の報道で再感染者が発生していること、また再感染者の重症者の割合が低いことなどの記事がありましたが、大規模な抗体検査で判明した今回の記事は、7万人という分母からも、注意した方が良い内容であると言えるでしょう。

もし、抗体を早く失う場合に、心配なのは再感染のことだけではありません。
今後、ワクチンが開発されたとしても、短期間で効力を失う、つまりワクチンが決め手にならないことも懸念材料の一つとなります。

今後の抗体の情報には目を向けておくようにしましょう。

                                 
おまけ★★★★博士のつぶやき

緊急事態宣言後、患者数が一時減少したことで、日本では新型コロナウイルスへの警戒感は、かなり薄れていた状況じゃ。
しかし、世界では感染者数は増加の一途をたどる状況であり、また、今回の抗体の保有率のことや、今週に入っての日本での感染者数の増加など、まだ現在進行形の問題であることを忘れないようにしたいの。