前向きな気持ちを維持させるためには?(1)

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
アトピー性皮膚炎の方で、精神的なストレスが症状を悪化させていると感じたことがある方は多いかと思います。
実際、症状悪化の研究論文やエビデンスなどもあり、内分泌や自律神経の関係も指摘されています。
精神的なストレスはアトピー性皮膚炎の症状悪化につながりますが、同様に、前向きな気持ちを持つことで、症状の改善につなげられるのかもしれません。
             
              
●前向きな気持ちはアレルギーを改善させる、山梨大学が世界で初めて実証
https://univ-journal.jp/33337/
             
山梨大学の中尾篤人教授らの研究グループは、前向きな感情を脳内で司るドーパミン報酬系の活性化はアレルギー反応を抑えることを、マウスを用いた実験で示した。精神状態に関わる脳内部位とアレルギーとの関係を明らかにした世界で初めての知見となる。
花粉症や気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患では、ポジティブな精神状態が、症状や薬の効果に大きな影響を及ぼすとされていたが、生物学的なメカニズムは不明だった。研究では、マウスを用いて、前向きな感情(やる気)を司る脳内のドーパミン報酬系という神経ネットワークをいくつかの方法で活性化し、そのアレルギー反応への影響を解析した。
ドーパミン報酬系の中心となるのは脳内の中脳腹側被蓋野(VTA)という部位。実験では、マウスに対し、次の3つの方法によるVTAの活性化を行った。(1)脳を操作する最新の技術(DREADD)による人工的な活性化。(2)飲み水に混ぜた人口甘味料による自然な形での活性化。(3)ドーパミンの前駆体(材料)であるL-ドーパの注射による活性化。いずれの場合も、マウスの皮膚に惹起させたじんましん反応の大きさが有意に減少。これにより、脳内ドーパミン報酬系の活性化がアレルギー反応を抑える効果があることが示された。
今回の研究結果は、ポジティブな精神状態を生じる特定の脳内ネットワークがアレルギーを生じる免疫のしくみと密接にリンクしていることを直接的に証明した世界初の知見。アレルギー患者を適切に診療し症状をコントロールするには、患者に前向きな気持ちを保ち続けてもらうことも日常生活の管理や投薬などと同時に大事なことが示唆されたとしている。
なお、本研究は、山梨大学で初めてクラウドファンディングで研究費の一部を調達して実施した。
              
           
記事にあるように、ポジティブな思考を維持できれば、症状の改善に役立たせることは可能なようです。
体内を自然治癒させる「力」とは、内分泌や自律神経の働きが大きく関わっています。
こうした、「体内の働き」を活性化させるためには、「前向き」に考える気持ちは大切です。
なぜなら、例えば、前向きな状態とそうでない状態では、ストレスの在り方も違いますし、また、血流の状況も変わってきます。
そうした状況が長時間続けば、抱える疾病に対して影響を与えることは当然とも言えるでしょう。
ただ、前向きな気持ちを維持しようとすることで、逆にストレスをためることもあります。
明日は、前向きな気持ちをどのように維持していけばよいのはを考えてみましょう。

                             
おまけ★★★★東のつぶやき

アトピー性皮膚炎やアレルギーに対しては、過去のあとぴナビの取材でも関係する特集記事を掲載しています。

興味のある方はご覧ください。

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https://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=19
(監修:木俣肇医師)