夏のアトピー、洗浄ケアとは?(5)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は今回のテーマの最後です。
        
       
▼洗濯洗剤を替えてみてください。衣類に残留する洗剤成分と汗が、夏の肌を悪化させます。
      
汗をかく季節、洗濯ものも多くなるのではないでしょうか?
汗をかいた衣類を交換する頻度も増えますが、そこで気にしたいのは、「衣類に残留する洗剤の成分」です。

群馬大学の研究では、現在の洗濯機では、すすぎの回数をどれだけ増やしても、一定量の洗剤が洗濯した衣類に残留することが確認されています。
さらに、移染布(洗剤が残留していない布)を残留布でくるんで、それをアルミホイルで包み、その上から荷重をかけると、残留布の洗剤が移染布に移ること、さらに移染布が湿っていた場合、移る洗剤の量が増えることが確認されています。

つまり、洗濯ものが肌に接していると、残留した洗剤が肌に移ることがある、そして肌が湿っているとその移る洗剤の量が多い、ということです。
したがって、夏のように汗をかく季節は、肌着など、直接肌に接している衣類から肌に残留した洗剤が移りやすくなる、と言えます。

合成洗剤や純石鹸洗剤で洗濯ものを洗っていた場合、肌に移る洗剤は、いずれも「界面活性剤」です。天然か合成かの違いはありますから、先ほどの体の洗浄剤の説明と同じく、毒性や化学物質による刺激性の違いはあるかもしれませんが、皮脂と乳化してとりさる界面活性作用の働きだけでみると、純石鹸洗剤も合成洗剤と全く同じ働きを行います。
アトピー性皮膚炎のバリア機能にとっては、皮膚を乾燥させる要因は無視できない要因であり、乾燥状態=バリア機能の低下を少しでも防ぐために、純石鹸洗剤や合成洗剤で肌着を洗濯することは避けた方が良いと言えます。
あとぴナビでは、界面活性剤を使用していない重曹洗剤の「洗濯洗剤 安然宣言」を取扱しておりますが、夏の季節、赤みや炎症、乾燥にお悩みの方は、洗濯洗剤を変えるだけで症状が良い方向に変化した事例も多く報告されています。

アトピー性皮膚炎の方の衣類の洗剤は、できる限り、お肌にとってマイナス要因が少ないものを選ぶにようにしましょう。

                             
おまけ★★★★大田のつぶやき

夏のアトピー性皮膚炎のケアは、お肌のスキンケアが大切であることはいうまでもありません。しかし、同時に、いえスキンケア以上に、「洗浄」の部分が症状の変化(良い変化も悪い変化も)をもたらします。
夏のアトピー性皮膚炎をケアしていく上で、重要なキーワードは「洗浄」にあることを忘れないようにしましょう。