BCGワクチンは新型コロナウイルスの無敵の鎧ではない(3)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                       
今日も昨日の続きで、BCGワクチンの効果が認められとしても忘れてはいけない大切なことを述べたいと思います。

▼BCGワクチンの効果があっても忘れてはいけないこと

1.BCGワクチンの接種を行っていても、感染しにくくなるわけではない

2.BCGワクチンの接種を行っていても、死なないわけではない

この二つのことを忘れて、感染拡大を防ぐ行動を各自が守らなくなると、医療崩壊は現実のものとなってきます。
感染者の多くが、死亡、もしくは回復の「結果」が出た中国では(感染者数81,470人、死亡者3,304人、回復者75,448人)死亡率(死者数÷感染者数)が実質の死亡率(死者数÷(死者数+回復者数))にほぼ近づいています(死亡率が4.0%、実質の死亡率は4.2%)
中国では、株種が不明ながらも、BCGワクチンが接種されていました。
これらを鑑みてBCGワクチンの接種国で死者数が少ない国の状況から、新型コロナウイルスが終息してから集計した最終的な致死率は感染者数に対して2~4%程度はあると考えられます。
ということは、今後、日本でも100万人が感染するようなことがあれば、数万人が亡くなることは避けられないことになります。
ただそれでも、欧米の実質の死亡率が30~40%から見れば10分の1程度で済む数字です。
しかし、もし日本で医療崩壊が起きれば、「救えるはずの命が救えない」という状況は、今の欧米などと同じく現実のものとなるでしょう。

4/2、16時での日本での新型コロナウイルスの状況は、クルーズ船を含む合計で、

・感染者数 3,346名
・死者 82名
・回復者 1,091名

となっています。
感染者数に対する死亡率は約2%、回復者+死者に対する実質的な死亡率は約7%です。
日本は、無症状の感染者を積極的に検査していませんので、この死亡率は最大と考えてよいと思いますが、感染者の分母が10倍、100倍になれば、死亡者も10倍、100倍になることは忘れてはならないでしょう。

明日は、今回のテーマの最後です。
欧米や世界の状況と、今、私たちが忘れてはいけないことを見ていきましょう。

                          
おまけ★★★★西のつぶやき

現在の、感染拡大が深刻な欧米の状況は、その致死率はかなり大きい数字となっている。
ほぼ、SARSに匹敵する数値となっていることが、今回の新型コロナウイルスの深刻さを物語っているといえよう。
個々人が油断せずに対策は行うようにして欲しい。