BCGワクチンは新型コロナウイルスの無敵の鎧ではない(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                         
今日は昨日の続きです。

ネット上で、最近、BCGワクチンと新型コロナウイルスの相関家計について、取り上げられるようになってきましたが、そこには落とし穴も潜んでいます。

なぜなら、市中感染が広がりつつある日本の状況から考えれば、今後、感染拡大は防ぐことは難しく、一定の患者数=一定割合での死者数も避けることはできないと考えた方が良いからです。
BCGワクチンに「効果」が認められても、それは「無敵の鎧」をまとうことができたのではなく、布の服が鎧の服にランクアップした程度のものだ、ということです。

また、今後研究が進めば、BCGワクチンと新型コロナウイルスの死者数に、実は関係性はなく、もっと他の要因により、死者数が少ない地域が「たまたまBCGの接種国と重なっていただけ」ということもあり得ます。
日本の死者数が「現時点では欧米やアメリカと比べて少ない」ことは確かですが、数か月後も同じ状況が約束されているわけではありません。
現在欧米やアメリカで流行している新型コロナウイルスは変異していたため致死率が高くなっている、という仮説もあります。
もしそうならば、今後、その凶悪化したウイルスが日本で拡散すれば、日本も、瞬く間に今の欧米やアメリカと同じ状況に陥ることも、一つのシナリオとしてはあり得るのです。

とはいえ、不確定な要因を減らしていくと、このBCGワクチンによる「肺炎症状の重症化の防御高効果」(新型コロナウイルスへの防御効果ではなく)の仮説は、かなり有力であることは確かです。
もしそうならば、日本株のBCG接種がほぼ義務化に近い形で実行されている日本は、欧米やアメリカと比べて大きなアドバンテージを得ていると言えます。
そのアドバンテージを「無駄」にしないためには、医療崩壊を防ぐことが必須です。
そのためには、何度も繰り返しますが、個人レベルでの感染症拡大を防ぐ「接触しない」という大原則を、どこまで守れるかがカギとなってくるでしょう。

明日は、BCGワクチンの効果があっても忘れてはいけないことを見ていきましょう。

                      
おまけ★★★★南のつぶやき

「BCGワクチン説」は、まだ仮定の説です。
疫学上のデータからは、否定する要因よりも肯定する要因の方が多いのですが、今後の研究が進むと、思わぬ「落とし穴」があるかもしれません。
過信はしないようにしましょうね。