新型コロナウイルス対策の備えとは?(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は新型コロナウイルス関係の話題を紹介したいと思います。

日本では、先日、専門家会議が行われ、イベント、自粛については主催者側の判断で行えるようになりました。
ただ、その翌日の情報番組では専門家会議のメンバーの方が出席されて「いつオーバーシュート(爆発的患者急増)が起きてもおかしくない状況。イベント開催をしてよい人数は、かなり厳しい数字だったため公表を差し控えた。経済面の影響を考慮した」との発言があった通り、感染拡大の恐れはまだ根強く残っていると言えます。

アメリカでは、すべての海外渡航の中止を求める勧告を出しました。「渡航の中止」は、国務省が出す4段階の渡航情報の中で一番上の「レベル4」で、過去、ソマリア紛争など戦時でしか出たことがない厳しい対応です。
イタリアの死者数は中国の死者数を超え、多くの国々で外出の制限を行うようになっています。
世界中で、拡大が続く中、先日、興味深い報告が中国からありました。
             
●新型コロナ再感染せず、中国 サルの実験結果
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200319-00000052-kyodonews-soci
              
新型コロナウイルスに感染していったん抗体ができると、その後同じウイルスに再感染しないことをサルを使った実験で確認したと、中国の北京協和医院などのチームが19日までに発表した。
実験ではアカゲザル数匹に気道を通じてウイルスを感染させた。3日ほどで排出されるウイルス量が増え、7日後には肺に病変も見つかった。しかしおおむね2~4週間で抗体が増加し回復した。
一部のサルに、最初の感染から4週間後、同じウイルス株を同じ手法で再感染を試みたが、症状は出ず、体内でのウイルス増殖も確認されなかった。また1回だけ感染させたサルにも再発はなかった。
先月、中国武漢での報告で、治癒後に再感染が見られた患者が14%だった、という報告がありましたが、今回の研究結果から、再感染したと見られた患者は、再燃(治癒していなかった)か、違う型の新型コロナウイルスに罹患した、ということが考えられます。
先週末の時点で確認されたのが、L型(CTC)、S型(TCC)、S型(TCT)の三つです。
インフルエンザでも、同じ香港型であっても香港A型に罹患・治癒後、香港B型に罹患するというケースは珍しくありません。
したがって、現在、複数の型が流行している新型コロナウイルスの場合、再感染とみなされた中には、違う型に罹患している場合もあるのでしょう。

いずれにしても、これまで心配されていた、抗体が獲得できないため同じウイルスに再感染するのでは、という懸念は少なくなったと言えます。
しかし、ここで改めて注意すべきする点があるとするならば、特定の型の流行は深刻度が上がる可能性がある、ということでしょう。
では、どういった「型」が危険なのでしょうか?
続きは明日にしたいと思います。

                           
おまけ★★★★博士のつぶやき

新型インフルエンザに対する医学の研究は、日々行われておる。
特に、感染が拡大している今は、そこにリソースも多く割かれているはずじゃ。
常に査読を受けた論文のみがネットにアップされるわけではないから、情報の真偽は見極める必要があるが、重要と思われる情報は覚えておいて損はないじゃろうの。