新型コロナウイルスは、何が危険なのか?(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は昨日の続きです。
最近の研究報告から新型コロナウイルスについて見ていきたいと思います。

                   
1.インフルエンザとは全く違う

これまで冬に流行する「風邪」は、主にインフルエンザウイルスとコロナウイルスが中心でした。
また、今後、新型コロナウイルスが終息していくと、いずれは「季節性の新型肺炎」として定着する、との見方もあります。
日本では、最初に発症者が現れた時期は早いにも関わらず、その後の発症者数、死亡者数は、他国に比べて多くはなく、新型コロナウイルスを風邪の延長線上にあり、大騒ぎすることの方が良くないと考える意見もあります。
また、年少者の重症者は少なく、高齢者が感染することがリスクが多いとも言われていますが、気になる報告もあります。

【解説】新型コロナウイルスと季節性インフルエンザは別の物
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200313-00000021-jij_afp-int

記事の中で、「だが中国の別の研究は、重症化した患者の41%が50歳未満だったのに対し、27%が65歳以上だったことを示している。」とあるように、高齢者の方が致死率は高いのは確かですが、重症化する割合については、決して年齢が若い方が少ない、ということではない、ということでしょう。

2.重症化した場合の治療法の問題

今回の新型インフルエンザは「新型肺炎」とも呼ばれるように、肺炎症状を伴うことが特徴です。そのため、重症化した患者の多くは呼吸器の管理が必要になります。
「重症化」の定義の一つに、人工呼吸器の装着、ICU(集中治療室)での治療がありますが、今後、この部分にリスクが生じる可能性があります。

一般的に、コロナウイルス自体は気温と湿度の上昇に伴い、活動が抑えられますので、春以降に患者は自然と少なくなるのでは、という意見もあるようです。
しかし、オーストラリアやフィリピンなど、現在、夏の気候の地域でも流行が始まっていることから、今回の新型コロナウイルスは春以降の自然に終息する見込みはかなり低いと考えられています。
今後、患者数が増加してくると、現状、約20%が重症化するとされており、呼吸器を管理する装置も重症患者数だけ必要になってきます。
イタリアでは、先日、ミラノの医師が「すべての患者に人工呼吸器の装着はできない。60代以上は無理だ」とのインタビュー記事が出ていました。
事態が大きくなったため、二日後に、同病院の院長が「高齢患者にも人工呼吸器を挿管している。年齢に応じてケア対象を選択することもない」と、その報道を否定しており、どちらが正しいのかは分かりません。
ただ、イタリアの致死率は他国よりも高く(約6.7%。3/12時点)、治療法のどこかに問題を抱えているのでは、と指摘されているようです。
少し長くなるので、続きは明日にしたいと思います。

                          
おまけ★★★★南のつぶやき

今回の新型コロナウイルスが蔓延した場合、やはり大きな問題となるのは、「重症化」と「致死率」の問題でしょう。
今後、ワクチンや治療薬がつくられれば、そのリスクは軽減されるのでしょうが、見込みとしては年単位と考えられています。
もちろん、ウイルスが感染を繰り返すうちに弱毒化することも考えられますが、逆に強くなることもゼロではありませんので、この二つの問題は注視しておくようにしましょう。