【閑話休題】コロナウィルスの話(3)

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                            
今日は今回のテーマの最後で、続きを紹介するね。
          
            
●感染症流行の恐怖とどう向き合う?「油断せずおおげさに心配せず、正しい情報を探す」のは結構難しい
https://medley.life/news/5e2fa4238c00c9537fb1eb93/
         
▼現在の流行の状況
          
2020年1月27日のWHOの報告によると2,798人が2019-nCoVに感染したことが確定しており、そのほとんどが中国国内発症です。
【発症状況(2020年1月27日現在)】
国名  患者数
中国  2,761人
日本  4人
韓国  4人
ベトナム  2人
シンガポール  4人
オーストラリア  4人
マレーシア  4人
タイ  5人
ネパール  1人
アメリカ  5人
カナダ  1人
フランス  3人
合計  2,798人
          
上の表を見ても分かるように、現在の日本では単発の発症が4件見られている程度です。また、発症者はみな日本国の生活者ではなく武漢からの入国者です。これから春節期間を経てどれだけ世界各国に流行が拡大していくのかは不明ですが、少なくとも日本で流行しているわけではないので、過度に心配しすぎなくとも良いと思います。もちろん、急性上気道炎に対する感染対策(手洗いとマスク着用など)を行うべきであることは言うまでもありませんが、神経質になりすぎても生活の質を落としかねないので、生活する上で冷静なマインドセットを持っておくほうが望ましいです。とはいえ、日に日に患者の数が増えているので、しばらくはニュースや公的機関のリリースから感染状況を把握していく姿勢も必要です。
潜伏期の人や不顕性感染を起こしている人がどのくらい周囲に感染を起こすかははっきりとしていませんが、今後の流行拡大には注意が必要です。また、基本再生産数が高くないからといって、一部に存在するスーパースプレッダーが大きな流行を引き起こす可能性があるという理由からも油断はできません。
         
▼感染症は過去がヒントを与えてくれる
         
先ほど述べたように、同じコロナウイルスが過去に人命を脅かした例として「SARS」と「MERS」があります。いずれも飛沫感染が推定されており、飛沫感染であれば咳やくしゃみや会話の際に唾液などの飛沫(しぶき)が飛び散ることでうつります。そのため、飛沫感染を防ぐためのマスクは今回の2019-nCoVに対しても有効であろうと推測できます。
また、コロナウイルスは石鹸による手洗いやアルコール消毒に弱いため、感染予防に役立ちます。おそらく2019-nCoVにおいてもこの特徴がある可能性が高いので、日々の生活に取り入れるようにしてください。
さらに、過去のどちらの強毒コロナウイルスの流行も動物を介してスタートしています。そのため動物との接触、とりわけ過去に媒介となったパターンがわかっている動物(この場合はコウモリとラクダ)との接触については慎重に行うようにしてください。
          
▼困った時、不安なときはどうやって情報を集めたら良い?
           
こうした情報をインターネットから手に入れることができるとありがたいですが、怪しい情報も紛れているのが現状です。患者さんから「ネットで情報を集めたけれど、色々あるからどれが良い情報なのかがわからない」と相談されることがあります。医学情報は時々刻々と変化するため絶対的に正しい医療情報というのは定義するのが難しいですが、情報を比べるとより正しいものは存在します。おそらくこれが答えになるかと思いますが、それを見つけることは確かに難しいです。
より信頼できる医療情報の特徴は「正確性」「更新性」「中立性」にあるのですが、こうした特徴を踏まえ医療情報の収集のポイントは次の3種類です。
           
【信頼できると思われる情報の例(下は具体例)】
・公的機関の発信する情報 ?国立感染症研究所
・CDC(アメリカ疾病管理予防センター)
・専門家や研究者が慎重に吟味・考察している情報 ?新型コロナウイルス感染症の「感染力」はどれくらい強いのか?
・中国武漢から流行している新型コロナウイルス(2019-nCoV)による新型肺炎について
・多くの医師が吟味している情報 ?MSDマニュアル
・メディカルノート
・MEDLEY医療事典
             
もちろんこのリストにないサイトにも良い情報はありますので、参考例としてご紹介しました。一大事になってから慌てて情報検索しても良いものが得られない場合は少なくありません。ですので、日頃から趣味と実益を兼ねた情報検索を行っておくと、いざという時にも情報検索がしやすくなり、メリットは大きいかもしれません。
        
▼今忘れずに僕らがやっておくべきこと
          
恐怖に直面した時、人は頭が真っ白になりがちです。幸いにも日本では流行が始まっていませんので、今のうち感染予防でやっておくと良いことをお伝えします。CDCで2019-nCoVの感染に関連して推奨している予防策を踏まえて、次のことを心がけると良いと思います。

【日常生活の中の感染予防策】
・20秒以上石鹸と流水を用いた手洗いをする(手洗いできない場合にはアルコールで手指消毒をする)
・洗っていない手で目や口を触らない
・マスクを着用する
・病気とわかっている人と必要以上に接触しない
・自分が病気のときは自宅から出ない
・咳をするときや鼻を噛むときはティッシュなどで覆って、その後ゴミ箱に捨てる
・よく触るものはきれいにし、消毒するように心がける
         
これらを全てこなすことは大変ですが、身に迫る恐怖を感じる今こそ習慣化すると良いタイミングなのかもしれません。感染予防を日々行うことで、今回の感染症以外の予防にも繋がります。
自分だけでなく周囲の人を守る意味でも、みんなで感染予防を実践し、流行を阻止できる世の中になることを願っております。
         
        
既に日本でも二次感染者が現れたようだから、流行自体は避けられないのかもしれないけど、自分だけでなく家族や周囲の人を守るためにも、予防策は行うように心かげた方が良いかもね。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

今回の流行が、どれくらい拡大していくのかはまだわからないが、潜伏期間が比較的長く、キャリアの状態でも感染することがあるようじゃから、十分に注意はしておいた方が良いじゃろう。
ウィルス感染を「治す薬」はまだ見つかっておらんが、自然治癒力だけは確実に対抗できる。
自分の自然治癒力が「落ちない生活」は心がけたいものじゃ。