【閑話休題】コロナウィルスの話(1)

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
昨日は、東さんが感染症の話題を取り上げていたので、今日はコロナウィルスに関する記事を紹介するね。
          
            
●感染症流行の恐怖とどう向き合う?「油断せずおおげさに心配せず、正しい情報を探す」のは結構難しい
https://medley.life/news/5e2fa4238c00c9537fb1eb93/
         
ニュースで中国武漢の流行感染症について連日報道されています。この感染症はコロナウイルスという微生物が原因であることが分かっており、肺や気管支などの呼吸器に感染症を起こしているパターンがほとんどです。ニュースでは死亡した人も報告されており、聞けば聞くほどウイルスの猛威に恐怖を覚える人も多いはずです。
また、今はちょうど春節(中華圏の正月)と重なっており、中国から多くの人が出国することから、感染の拡大についても懸念されています。2020年1月27日から中国政府は団体客の出国を禁じましたが、すでに多くの人が出国していると想定されており、潜伏期間を考えると出国先で発症することは十分にありえます。
こうした恐怖心が煽られる状況は特に判断の目が曇りがちなので、どの情報を信用していいのか途方に暮れている人も少なくないでしょう。現状は多くの情報で溢れており、その中には情報の真偽が怪しいものも紛れています。一方で、情報をきちんと吟味した上で発信されているものもありますが、専門家でもない限り本来見つけるべき情報にたどり着くのは簡単ではありません。
このコラムでは今回の流行について説明しつつ、正しい医療情報へのたどり着き方のコツをお伝えしていきます。
         
▼コロナウイルスって何?
          
医療者でなければコロナウイルスという名前はほとんど聞いたことがないと思いますが、実はお医者さんにとっては馴染みの深い微生物です。コロナウイルスは風邪(急性上気道炎)の原因になりやすいことがわかっており、国立感染症研究所の報告によれば風邪の原因の10-15%(流行期であれば35%)はこのウイルスであるとされています。感染の流行は冬季で、多くは罹患しても軽症で済みます。
まとめると、「コロナウイルスはありきたりな風邪の原因となることが多いウイルスで、ほとんどの場合で軽症で済む」というわけです。とはいえこのウイルスには忘れてはいけない過去があります。比較的最近なので、コロナウイルスの猛威に覚えのある人もいるかもしれません。
        
▼コロナウイルスと人間の険しい歴史
         
実は人類は21世紀になってから2回ほどコロナウイルスの驚異にさらされました。2002年中国広東省で発生し流行が起こった「SARS(通称サーズ)」と2015年に韓国で流行が起こった「MERS(通称マーズ)」はどちらもコロナウイルスが原因の感染症でした。いずれもありきたりな風邪を起こすコロナウイルスが原因となっているにもかかわらず、致死率が高く人々を恐怖のどん底に突き落としました。
SARSは日本名を重症急性呼吸器症候群といい、コウモリを介してヒトに感染を起こしたと考えられています。SARSを起こしたコロナウイルス(SARS-CoV)は、ヒトからヒトへ飛沫感染も起こり、重症肺炎を引き起こすほど激烈な病原性を持っていました。WHOの報告によれば、疑い例を含むSARS患者は8,069人のうち775人が重症の肺炎で死亡したとされており、致死率は9.6%と高いものでした。
また、MERSは日本名を中東呼吸器症候群といい、ヒトコブラクダを介してヒトに感染を起こしたと考えられています。MERSを起こしたコロナウイルス(MERS-CoV)は、限定的ではあれどヒトからヒトに感染をうつしたパターンもあると考えられており、SARS-CoVと同じく重症肺炎を引き起こしました。致死率は非常に高く、WHOの報告によれば、2,494人の感染者のうち858人が死亡し、致死率34.4%という恐ろしい数字でした。
ただし、SARSもMERSも重症になった人のほとんどが高齢者や基礎疾患(特に糖尿病や肺疾患、心疾患など)を有している人であることが分かっており、成人や基礎疾患のない人が感染しても軽症で済むことも多く、症状すらない状態(不顕性感染)も少なくないとされています。

                                      
今日はまず、前半部分のコロナウィルスの部分を紹介するね。
明日は、今回の中国・武漢で流行しているコロナウィルスについての解説を取り上げてみるね。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

以前流行したSARSは覚えている方も多いのではないでしょうか?
日本では大流行ということはありませんでしたが、同じコロナウィルスでも今回は、初動態勢が異なっています。
潜伏期間が長い分、日本でも拡散する恐れがありますので気をつけるようにしましょうね。