成人の食物アレルギー患者が増えている?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
今日は、食物アレルギーに関する興味深い記事を紹介しましょう。
          
         
●調理の仕事で食物アレルギーに!? どんなものでも頻回に触れているとアレルギーになる可能性 食と健康・ホントの話
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-00000018-ykf-soci
          
皮膚が荒れていたり、湿っている状態で特定のものに触れ続けることで体質が変わり、それまで問題なく食べられていたものでアレルギー反応を起こしてしまう、経皮感作食物アレルギー。藤田医科大学ばんたね病院(名古屋市)総合アレルギー科の矢上晶子教授は、成人の食物アレルギー患者の少なくない数が経皮感作で発症していると話す。
アレルゲン(アレルギーを引き起こすもの)が皮膚に触れ続ける原因は、化粧品と職業によるものが多いことがわかっている。化粧品によるものは「加水分解コムギ」「コチニール色素(赤い色素)」などがせっけんや口紅などの化粧品に含まれ、それを毎日のように顔につけるため。
職業によるものは、食品を、手が湿った状態で頻回に素手で触る調理師などの職業の人がなりやすいことがわかっている。アレルゲンとなるものは、魚類やビール(麦芽)、白インゲンなどが挙げられるが、どんなものでも頻回に触れているとアレルギーになる可能性がある。
たとえば、看護師や医師などの医療従事者がなりやすいのが、ゴム手袋で発症する「ラテックスアレルギー」。天然ゴムの成分に毎日のように触れていると、その部位にかゆみやじんましんなどの症状が現れる。さらには、この患者が果物や野菜にも反応することによる「ラテックス-フルーツ症候群」になることも。栗やバナナ、アボカド、キウイなどの植物性食品を食べてアレルギー症状が起こる。ラテックスアレルギー患者の3~5割に見られるという。
どれも皮膚が荒れているとなりやすいが、もともと手湿疹やアトピー性皮膚炎の人、子供の頃にアトピー性皮膚炎だった人などがとくになりやすい。また、アレルゲンに触る環境が、調理場などの湿った場所であることも危険因子だ。
予防法は、アレルゲンに長時間触れないことだが、職業だと難しい。そこでまずは、アレルギーの原因物質との接触を回避することや、手指などの荒れを防ぐことが大切だ。具体的には、手袋をして作業を行うようにする。手袋の中が湿ってくるのもよくない。長時間作業をする場合は、薄い木綿の手袋をして、その上に手袋をはめて作業をするのが肝要だ。
手洗いも大切。皮膚の弱い人はとくにせっけんでよく洗い、乾いたタオル等で水分をしっかりふき、ハンドクリームを塗って皮膚の乾燥を防ぐ。
矢上教授は、手を洗ったままで拭かないと乾燥が進むのでよくないこと、さらに、手首の洗い忘れや拭き忘れ、手袋が短いと手首が保護されないことがある、などについても注意してほしいと話す。とくに知ってほしいのが、若年(20歳未満)で手荒れや皮膚感作食物アレルギーを発症する人が多いことだ。
「若い人のアルバイト先として人気の居酒屋やカフェなどで働く際は、ご自身の手湿疹やアトピー性皮膚炎などの既往歴を考慮してください。雇用側も手袋の着用を徹底するなど、この疾患のリスクを理解した対応をお願いしたいと思います」
          
         
感作性の皮膚炎については、昔から反復継続して触れることでアレルギーが誘発されることは知られていましたが、皮膚の接触が食物アレルギーを誘発すること、そしてその食物アレルギーは、最初はアレルゲンでなかったものが繰り返し皮膚に接触することでやがてアレルゲンになる、というところは興味深いところです。
特に、アトピー性皮膚炎の方の場合、皮膚のバリア機能が掻き壊しなどにより低下した状態にありますので、こうした食物アレルギーには気をつけるようにしましょう。

                           
おまけ★★★★大田のつぶやき

石鹸で一時期問題になったのも、これと同様のケースでしょう。
もちろん、使用していた原料そのものに問題があった、ということはあるのですが、特定の成分により反応を示すことがあることは、覚えておいた方が良いかもしれませんね。