アトピーと冬の感染症(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日は昨日の続きで、まず「肌の状態面」からみていきましょう。

                
1.肌の状態面

感染症が引きおる原因は、皮膚における「自分を守る力」よりも、菌の繁殖力の方が強い、ということにあります。
基本的にアトピー性皮膚炎の方がかかりやすい感染症は、ヘルペス、黄色ブドウ球菌といった、どこにでもいる日和見菌です。
本来ならば、皮膚表面は健全な「善玉菌」が細菌叢を形成、「悪玉菌」が繁殖できるスペースを空けないように守っています。
また、皮膚の表面に張った弱酸性の薄い皮脂膜や汗に含まれる抗菌ペプチドなども、皮膚をそうした外的な「悪要因」から守る働きをしています。
感染症に罹患した、ということは、繁殖する悪い菌自体が、どこにでもいる日和見菌であることを考えると、悪い菌の力よりも、それらの皮膚を守るどこかの防御力が弱まった、と考えて良いでしょう。
夏は、湿度や気温など、日和見菌が「活性化」しやすい環境が整うことで、また、汗が痒みを生むことでバリア機能が低下する、といった要因が重なり、こうした感染症にかかりやすい状況になっています。
冬は、湿度や気温は日和見菌にとって「良い環境」とは言えないのですが、今年のように暖冬傾向にあることが、環境を「悪い」から良い方向に向かわせていることが関係しているのかもしれません。
また、冬の乾燥そのものが、皮膚のバリア機能を低下させていることも、そこに重なっているものと思われます。
いずれにしろ、肌の状態面を上げる肌のポイントは、「保水」と「保湿」にあるでしょう。
肌が乾燥して、なおかつ赤みなどの炎症が重なっている場合には要注意です。
保水は1日、最低でも朝昼晩の3回は行い、他でも肌の乾燥を感じたらすぐに保水して、さらに保湿を重ねるようにしましょう。
痒みが強く、掻き壊しが強い場合には、チュビファーストを使って保護も行っておきましょう。
ジュクジュクした状態が見られるときは、夏のケアと同様に、ピュアサージオイルで皮膚の再生を促すようにしましょう。
明日は、体調面を考えてみたいと思います。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

冬の感染症は、過去、なかったわけではありませんが、今年は特に多いように感じます。
原因がなぜなのかは分かりませんが、冬の乾燥によるもともとの悪化を抱えている方の場合、悪化の度合いがかなり強くなっています。
適切な対処を行うようにしましょうね。