バリア機能とフィラグリンとスキンケア(1)

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
アトピー性皮膚炎の方の肌は、フィラグリンやセラミドが不足していることが統計で分かっています。
関連する記事を紹介しましょう。
          
          
●肌のバリア機能にはフィラグリンの産生を!赤ちゃんのスキンケアが大人アトピーを防ぐ?
http://healthpress.jp/2019/12/post-3961.html
         
慢性的にくり返す激しいかゆみと皮膚炎に悩まされる「アトピー性皮膚炎」。我慢できずかけば、さらに肌のかゆみが増し、安眠を妨げて日中の集中力が続かず、体は常にだるい。かきむしった肌が見た目を損ない、外出をためらう生活に――。
       
今、アトピーに悩まされている日本人が増えている。アトピーの発病率は上昇傾向にあり、平成30年はアトピーになった中高生がこれまでの最大を記録した(平成30年度学校保健統計調査より)。
アトピーに悩む人の多くは、症状が再発したり、肌のいい状態を長く保てなかったりという悩みを抱えている。肌のバリア機能が低下しているため、わずかな刺激や乾燥などで、肌のコンディションが崩れやすいからだ。
そのバリア機能を高めるとされるのが、肌の内側でつくられるタンパク質の「フィラグリン」。天然の保湿成分にもなるフィラグリンが、肌の内側から「角質細胞層(角質層、角層)」を強化し、乾燥から守るバリア機能として大きく働く。このフィラグリンの産生を促すと、肌自身が本来持っている潤いを高めて維持する力がアップするのだ。
フィラグリンが不足した皮膚は角層が薄く、フィラグリンの産生が促進された皮膚は、表皮の最も外側の角層の厚みが増すこと1)や、フィラグリン不足だけでアトピー性皮膚炎が生じるという研究結果2)も発表されている。また、フィラグリンが活発に産生されると、保湿剤などによるスキンケアの相乗効果も高めるといわれている。
1)日本皮膚科学会 『The Journal of Dermatology』(2015年)
2)『Journal of Allergy and Clinical Immunology』(2017年11月付)
       
▼スキンケアで注目される0歳からの乾燥対策
       
近年注目されているのが、「アレルギー・マーチ」という現象だ。乳幼児期のアトピー性皮膚炎に始まって、食物アレルギー、小児ぜんそく、鼻炎……成長するにつれて異なるアレルギー疾患が発症するというもの。
「わかばひふ科クリニック」の院長を務める野﨑誠医師は、「アトピーを繰り返さない肌には、0歳からのスキンケアが必須です」とアドバイスする。野﨑医師は、クリニック開設から延べ1万1000件、約2000人の0歳児の肌を診てきたスキンケアのエキスパートだ。
野﨑医師は、「赤ちゃんの肌は『もちもち』ではない」と断言し、肌のトラブルが起こりやすい理由をこう説明する。
「皮膚の厚さは、大人でもラップ1枚分。赤ちゃんはその半分しかありません。また、肌の表面には皮脂がほとんどつくられないので、肌の内側の角質層にある水分やセラミドなどの保湿物質も大人に比べてとても少なく、乾燥しやすいのです。そのため、アレルギー物質や刺激の影響を受けてトラブルが起きやすくなります」
肌のバリア機能が整っていない子どもは、外部の刺激にさらされている。「アレルギー・マーチ」のように、乳幼児期の肌トラブルがきっかけで、トラブルを抱えた肌となることもある。その一方で、正しいスキンケアによって一生ものの健やかな肌を獲得できる可能性があるのだ。
さまざまな商品や情報が氾濫する中、肌トラブルに悩む、子どもやその保護者は少なくない。そこで野﨑医師が、乳幼児期のスキンケアのポイントをアドバイスしてくれた。ちなみに大人のスキンケアにも共通する点は多い。親子で実践しよう。
       
                                                  

長くなるので続きは明日にしたいと思います。
明日は、肌を守るポイントについてです。

                
おまけ★★★★大田のつぶやき

アレルギーマーチは、該当すると思われる赤ちゃんばかりでないことは確かですが、症状が移り変わるケースも実際にあります。
また、食物アレルギーのきっかけが「肌のバリア機能」にあることは、最近の研究で明らかになっています。
生活環境内が乾燥させやすい今の状況下において、赤ちゃんのケアは重要であることを忘れないようにしましょう。