2020年のアトピーケアのポイント(4)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                     
今日は、今回のテーマの最後です。
生活面の注意点について考えたいと思います。

●スキンケアの基本、「生活」

私たちの毎日の生活習慣が皮膚に影響を与える度合いは少なくありません。
例えば、睡眠不足が続いて、目の周りにクマができた、あるいは肌が乾燥してきた、という経験をお持ちの方は多いでしょう。
皮膚を形成していく要因の多くは、毎日の生活習慣の中にあります。
睡眠、食事、運動、ストレスは、いずれも肌に影響を与える生活習慣です。

アトピー性皮膚炎が急激に増加してきたのは、ここ30年ぐらいです。
その原因は、先日まで述べた皮膚のバリア機能を低下させる生活環境が土台にあるわけですが、同じ土台が「生活面」でも影響を与える状況になっています。
通信手段の発達により、パソコンやスマホに触れる時間が増え、夜型の生活が当たり前になってきています。
生体のリズムを優先すれば、今の生活環境は、大きな「無理」を体に強いている状況です。
もちろん、体にはある程度の「耐性」が存在しますので、その体制が強いヒトは大きな影響を受けずに済んでいます。
しかし、耐性が弱い方は、毎日の生活習慣だからこそ積み重なることで、その影響を受け、それはアトピー性皮膚炎だけでなく、さまざまな疾患として体に現れることになります。

では、昔の生活に戻れるのかというと、文明が発達することは同時に便利になることでもあるので、それを失うことは難しいでしょう。
しかし、社会全体の環境が悪化する中、それでも個々人の環境は、個々人の考え方で変えることはできます。
例えば、アトピー性皮膚炎の方が、その改善を目指す上では、自分で早く寝る、という行動をとる必要があります。
もちろん、早く寝ることで、これまで当たり前に行ってきた生活の一部を「失う」ことになるかもしれません。
しかし、自分にとって当たり前の必要な生活であっても、体が健康を前提で考えた場合にはその生活は必要のない生活であることは多々あります。

今の生活習慣のどこに負荷が大きいのか、それは個々人により異なります。
しかし、アトピー性皮膚炎の根本的な解決を目指すならば、やはり毎日の生活習慣を「健康」を前提にして考え、そして変えていくことは大切でしょう。
もし、生活習慣の中で大きな負荷を受けていない方は、おそらくアトピー性皮膚炎の症状も一過性で治りやすい状況にあります。
長年、なかなか治らないアトピー性皮膚炎を抱えている方の場合、生活習慣の見直しがなぜ必要なのかを良く考え、そして実行して欲しいと思います。

2020年は、ぜひ、これらスキンケアの基本を踏まえた上でのケアを上手に実践して、アトピー性皮膚炎の克服を目指して欲しいと思います。

                     
おまけ★★★★大田のつぶやき

アトピー性皮膚炎が生活習慣病の一部と言われるのは、こうした生活から受ける影響が強いからと言えるでしょう。
どの生活が影響が強いのかは、個々人により異なりますが、大きく共通している部分をみると、やはり「睡眠」「食事」「ストレス」といったところが関係していることが多いようです。
自分の生活面を見直し、何か疑問な点があれば、お気軽にアトピー相談室までご相談ください(フリーダイヤル 0120-866-933 受付10時~19時)