2020年のアトピーケアのポイント(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

                       
明けましておめでとうございます。
お正月でスタッフの休みも多いため、しばらくブログを担当します。
テーマを考えてみましたが、最新のアトピー性皮膚炎の現状を踏まえたスキンケアを考えていきたいと思います。

●スキンケア

今でもアトピー性皮膚炎は、アレルギーが原因で発症すると述べるサイトはいくつもありますが、日本だけでなく世界のアトピー性皮膚炎の研究から、発症原因の基本は皮膚にあって、アレルギーは結果として起きる症状、という認識になっています。
もちろん、小児など一部のアトピー性皮膚炎はアレルギーが先の原因であることもありますが、大多数のアトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が原因となっていると考えてよいでしょう。

本来、自然な皮膚のバリア機能は、汗と皮脂が乳化してできる皮脂膜、そして皮膚の常在菌によるバリア、角質層の水分が保持されることによる健全な角質層のバリア機能などにより行われています。
逆に考えると、アトピー性皮膚炎の方は、上記の三つのバリア機能に関わる因子のどれかが十分でない状況にあると言えるでしょう。
最近は、特に皮膚の細菌叢の問題は大きくなっています。
抗菌などが当たり前になりつつある社会環境ですが、抗菌の環境は皮膚にとって有害な菌だけに対するものではありません。皮膚にとって必要な「善玉菌」も抗菌の影響は受けることになります。
清潔な環境は、確かに大切ですが、そこには健全な細菌叢を保てる環境がベースにあることが大切になります。

このように、アトピー性皮膚炎のへのアプローチの基本は、皮膚に対して行うことが必要であり、まず「スキンケア」が重要になることは間違いありません。
もちろん、アトピー性皮膚炎の症状は千差万別です。
乾燥や赤み、中にはジュクジュクした炎症を伴うケースもあります。
それらの症状ごとに、適したケアは異なりますので、「アトピー性皮膚炎のケアはこれ一つで大丈夫」ということはありません。
ただ、共通したアトピー性皮膚炎の原因を考えた場合、多くのアトピー性皮膚炎の方に有効なスキンケアは存在します。

大きく分けると二つになります。
一つは「保水」もう一つは「細菌叢」です。

明日は、まず「保水」の部分からみていきましょう。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

明けましておめでとうございます。
アトピー性皮膚炎は、皮膚に症状を伴う疾患です。でも、昔は病気の原因そのものは皮膚にはなく、結果が皮膚に現れている、と考えられていました。
しかし、今では皮膚に原因があって、体内の要因(アレルギーなど)は後からつくられて、症状をさらに悪化させる要因につながる、ということが分かっています。
皮膚をどのようにケアしていくのか、大きな課題ですが、自分の肌に適したケアを行えるように考えていきましょうね。