寒い時期の入浴ケア・あとぴナビの特集記事より(2)

北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は昨日の続きです。
入浴の問題点から考えていきましょう。
            
            
●アトピー性皮膚炎の克服につながる日常生活の「入浴ケア」
(あとぴナビの特集記事より)
          
▼アトピー性皮膚炎に対する入浴の問題点
          
入浴が体に与える影響を考えた場合、そこに関わる「入浴方法」の要因は次のものが考えられます。

・入浴温度
・入浴時間・回数
・入浴環境

そして、この3つの要因は、「体の状態」により、そこから得られる効果(マイナスの効果も含めて)も異なります。
例えば、入浴温度を考えた場合、健常な方とアトピー性皮膚炎の方の「適切な入浴温度」は異なります。
健常な方であれば、高い入浴温度も低い入浴温度も、それぞれの温度からさまざまな「効果」を得ることができます。
もちろん、アトピー性皮膚炎の方も健常な方と同様の効果は得られますが、同時にその温度によるマイナスの効果(アトピー性皮膚炎に対して)も受けることになります。
高い温度の場合、そのマイナスの効果とは、角質層の水分蒸散量の上昇、という点なのですが、健常な方であれば、そのマイナスの効果は微々たる影響しか与えません。
しかし、アトピー性皮膚炎の方の場合、アトピー性皮膚炎そのものの原因ともいえるバリア機能の低下につながります。またそれは同時に、痒みの主たる原因でもあるため、悪化要因として大きな影響も受けることになります。

このように、入浴は、その時々の体の状態(アトピー性皮膚炎の方ならば肌の状態も含めて)により、受ける「メリット」と「デメリット」が異なる、ということです。
そして、メリットがデメリットを上回ると「良い入浴」となり、デメリットがメリットを上回ると「悪い入浴」ということになるわけです。
ここで重要なポイントは、先に述べた「体の状態」により、同じ入浴方法を選んでも「良い入浴」になることもあれば「悪い入浴」になることもある、ということです。

医師が言う、アトピー性皮膚炎の症状悪化を生んだ入浴、というのは、入浴という行為そのものによるものではなく、こうした「入浴温度」「入浴時間」「入浴環境」などが、個々のアトピー性皮膚炎の体の状態(肌の状態)にあっていなかったから、つまり「入浴方法が適していなかったから」ということです。

では、個々の入浴方法について、アトピー性皮膚炎の方にどのように作用するのかを見ていきましょう。
          
            
今日のポイントの一つは、健常な方とアトピー性皮膚炎の方では、入浴から受ける影響が異なる、というところでしょう。
もちろん、同じアトピー性皮膚炎の方でも、肌の状態によって、受ける影響は微妙に異なってきます。
そのあたりを含めて、入浴は考えていくべきでしょう。
        
明日は、入浴温度についてみていきましょう。

                          
おまけ★★★★南のつぶやき

入浴方法は、例えば赤ちゃんと、老人の方、そして健康な若者では、入浴に対する「耐性」そのものも異なります。
それを、全て同一の入浴方法を示すことが、入浴が本来持つ、メリット、デメリットを分かりづらくしてしまっている面は否めないでしょう。
アトピー性皮膚炎の方にとって、適切な入浴は考えたいところですね。