寒い冬と暑い部屋(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
ここ数日、気温の上下が大きくなっています。
今日は沖縄で27℃を観測していましたが、明日は東京でも18℃前後になるようです。
その後は、また気温が下がりますが、クリスマスの前後では気温が上がるなど、年内はアップダウンが続きそうです。
そこで、注意したいのが、「火照り」による痒みです。
最近、顔の赤みに関するご相談をいただきました。
内容は、

・室内が寒いので暖房を強めに設定している
・室内が暖かくなると、顔が赤くなってくる
・しばらくすると、痒みが出てくる

というものでした。
寒い状態では、顔は熱を体外に奪われないように血管を収縮した状態になります。
しかし、暖房で室温が上がることで、血管は拡張、血液中の化学伝達物質が毛細血管から「漏れる」ことで炎症が生じ、顔が赤くなります。
この顔の赤みが、痒みにつながっている原因の一つは、「急激に暑くなる」ことにあります。
寒い戸外から暖かい室内に入ったとき、急に顔が火照る、という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
アトピー性皮膚炎の方の場合、この「火照り」の状態は、血管の拡張の関係から、痒みを誘発しやすい状態になっています。

血管は「ホースのような管」ではなく、「隙間があいた網目状の管」になっています。
この隙間から酸素や栄養素が細胞に漏れ出して供給しているのですが、隙間が大きいと、いろいろな伝達物質も「漏れる」ことになります。
血管の拡張が緩やかであれば、この漏れも緩やかであり、再吸収の仕組みもありますから、大きな影響を与えることはありません。
しかし、急激な血管の拡張は、一気に伝達物質がにじみ出ることで、強い炎症が生じやすくなります。

運動をしたりお酒を飲むと痒みが出たり、温熱じんましんなども、同じような理由により炎症が生じた状態です。
この状態に陥って、その後、掻き壊しが強くなれば、今度はバリア機能の低下から、本格的な炎症が生じ、悪循環の輪を形成していくことになります。
では、どういった対応を行えばよいのでしょうか?
続きは明日にしたいと思います。

                      
おまけ★★★★南のつぶやき

冬は乾燥から生じる痒みで状態が悪化する方がいますが、この急激な暖まりから痒みが生じる、というケースも良く目にします。
アトピー性皮膚炎の方は、こうした痒みの対応も考えた方が良いことを忘れないようにしましょうね。