保水と同時に保湿もしっかりと(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                     
先週末から寒気が強まったこともあり、お肌の乾燥に伴うご相談が、この週末、より増えてきました。
今週は、少し気温が上がるようですが、それでも大気の乾燥は強まった状態です。
冬の季節、アトピー性皮膚炎の症状が悪化する方は多くなりますが、その原因は、肌の乾燥状態による「バリア機能の低下」です。

一般的な「乾燥肌」の方も、乾燥による痒みを感じますが、アトピー性皮膚炎の「乾燥」との大きな違いは、「細菌叢の乱れ」を生むかどうかにあるでしょう。
アトピー性皮膚炎の方の細菌叢を検査すると、コリアバクテリウムや黄色ブドウ球菌が占める細菌叢になっていることが分かります。
もともと、お肌が乾燥した状態では、角質層が「乱れた」状態にあり、皮膚を守るさまざまな機能が低下したり失われたりしている状態にあります。
そこに、細菌叢の乱れが重なることで、体内のIgEが増強され、炎症が生じやすくなります。
炎症による痒みは、掻き壊しによるバリア機能の低下をもたらし、これが繰り返されることで、アトピー性皮膚炎の症状悪化につながる「悪循環」の輪が形成されるといってよいでしょう。

一般的な乾燥肌の場合、皮膚の細菌叢は大きく乱れないため、この「悪循環の輪」が形成されづらく、反復継続する痒みまでは至らないと言えます。

なぜ、アトピー性皮膚炎の方は、皮膚の細菌叢が大きく乱れるのか、そのメカニズムはまだ分かっていないようですが、皮膚のさまざまな機能などが関わっているという推測はあるようです。
では、乾燥対策は、どういったケアを意識して行うことが有効なのでしょうか?
続きは明日にしたいと思います。

                       
おまけ★★★★北のつぶやき

皮膚の細菌叢とアトピー性皮膚炎に関係する研究は、慶応大学の先生が発表された記事が参考になると思います。
興味のある方はご覧ください。

●皮膚と細菌叢の関係からアトピーの新たな治療法を探る
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=141