ヒートテックとアトピー(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                            
強い寒気が日本を覆っており、各地で降雪がみられています。
北陸や東北、北海道では大雪の地域もあり、寒さ対策、乾燥対策は本格的に行うようにして欲しいと思います。
さて、寒さが強くなってくる時期、ご相談を受けている中で気になるのが「ヒートテック」の問題です。
今の時期、肌が乾燥したように感じる、痒みが増えた、という方にお聞きすると、「寒くなったのでヒートテックを使い始めた」というケースが増えています。
ヒートテックは「暖かい」というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、意外と、その仕組みはご存じないようです。

▼ヒートテックはなぜ暖かく感じるのか?

ヒートテックがなぜ暖かく感じるのか、というと「吸湿発熱」という仕組みを利用しているからです。
水分が繊維に付着すると、その「水の粒」が繊維の間を通る際に擦れます。
この擦れが熱を生みます。
ヒトの体は、汗をかいていないと感じる時でも、わずかな水分を蒸散しています。
この蒸散した水分を利用して「吸湿発熱」が効率よく行えるように、東レとユニクロが共同で開発したのが「ヒートテック」です。
今ではユニクロ以外のメーカーでも、同様の原理を利用した素材による衣類の発売が広く行われるようになりました。「ヒート●●」といった商品名が多いようです。

▼ヒートテックの一般的な問題点とは?

この「暖かい」と感じるヒートテックは、すぐに体感できることもあり、多くの人が利用するようになりました。
同時に、その着用による問題点もいくつか明らかになっています。
その一つが、「汗のかきすぎ」です。
ヒートテックを着用して、汗が気になった、という経験をしたことがある方は多いと思います。
発熱による「熱」が肌に伝われば、それは「体温調節機能」を刺激することになります。
寒い時に着用当初は暖かく感じて良かったのが、時間が経過すると今度は汗が気になり不快になるということもあるわけです。

そして、こうしたヒートテックの特性が、アトピー性皮膚炎に対して影響を与えることもあります。
明日は、このヒートテックが抱えるアトピー性皮膚炎に対する問題点についてみていきましょう。

                          
おまけ★★★★博士のつぶやき

吸湿発熱、という原理はヒートテック特有のもの、というわけではない。
綿にも同様の機能は持っておる。
ヒートテックは、その機能が「優れている」ということなのじゃが、優れていることによる問題点もあるようじゃ。
お肌の状態を見ながら、使い分けることも大切かもしれんの。