冬の準備はいますぐに(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                
今日は昨日の続きです。
「乾燥」をキーワードに考えた場合の「冬仕様」のポイントが、

1.角質層にしっかり水分を与える(保水)
2.角質層に与えた水分を逃がさない(保湿)

の2点にあることを昨日は述べました。
詳しく見ていきましょう。

アトピー性皮膚炎の方の「乾燥肌」は、アトピー性皮膚炎ではない健常な方の「乾燥肌」とは異なります。
皮膚の細菌叢が乱れやすい状態にあるため、健常な方の乾燥肌の数倍のバリア機能の乱れを生じやすい状態にあると考えてください。
したがって、健常な方が「化粧水をぺたぺた肌に浸みこませる」といったケアでは十分な対応ができていません。
これから冬の時期、これまでの水分を与えるケア(保水ケア)は、数回重ねることで、ようやく「角質層にしっかり水分を与えた」という状態になります。

同時に、角質層に与えた水分は大気中に自然に蒸散します。いわゆる角質層の水分蒸散(TEWL)が高い状態にあるのですが、これを放置しておくと、せっかく「角質層にしっかり水分を与えた」としても、すぐに不足状況に戻ってしまいます。

したがって、角質層に水分をしっかり与えた後は、その水分を逃がさないよう、オイル系のアイテムを使って、肌に「皮膜」を貼るケアを行いましょう(保湿)。
なお保水ケアと違って、保湿ケアの膜は、何度も重ね塗りしなくて構いません。
重ね塗りが多すぎると、肌のべたつき感が強くなりますし、また衣類に覆われた部位は熱がこもって、血管拡張による違う「痒み」が生じることもあります。

もちろん、肌がひび割れた強い状態にあるなど、「保湿」をたっぷり必要とする肌状態もありますが、冬の季節の「乾燥」に対する一般的なアトピー性皮膚炎のケアとしては、保水はたっぷり、保湿は最低限を基本と考えてよいでしょう。

同時に、寒さは「からだの冷え」を生みますので、その対策も必要です。
冬の季節、アトピー性皮膚炎の方に特にお勧めな冷えの対策は「入浴」です。
「運動」も効果的な冷え対策ですが、気温が下がった状態での運動は、冷え対策の効果を求めた場合に一定の時間が必要です。また、外での運動を行うと、お肌の乾燥が進みやすい、という問題点もあります。
「入浴」も、入浴温度という課題があるのは確かですが、適切な入浴を行うと、特に冬の時期は「スキンケアの訓練」にもつながりますし、体を温めるという心地よさが入浴しやすい状況も生んでくれます。

今日のブログのプレゼントは「薬用重炭酸湯(30錠)」が対象ですが、効果的に冷えの解消を入浴で行う場合には、こうした入浴剤の併用は効果的でしょう。
入浴のポイントは、

1.寒いからと言って入浴温度を高くしない
2.入浴後の乾燥が強い人は、浴室内で簡単な保湿ケアをプレケアとして行っておく

ということがあります。
これから寒さは、どんどん本格化してきます。
アトピー性皮膚炎の症状悪化につながらないよう、「冬のケア」をしっかり行うようにしましょう。

                     
おまけ★★★★大田のつぶやき

具体的な個々人ごとのケア方法については、アトピー相談室までお気軽にご相談ください。

●アトピー相談室 0120-866-933(受付 10時~19時)