乾燥の予兆を感じたら、すでにダメージを受けている

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
今年の冬は、例年よりも気温は少し高くなるようですが、湿度は低くなるような長期予報が出ています。
乾燥が症状悪化の原因となるアトピー性皮膚炎の方の場合、「スキンケア」は、他の季節よりも「適切」に行うことが大切です。
そして、この「適切」という部分に落とし穴が潜んでいるようです。

冬の時期によくいただくのが、「スキンケアは、一日、何回行えばよいでしょうか?」というご質問です。
答えとしては「ヒトによって、必要な回数、量などは異なるので、自分に合った回数を」ということになります。
もちろん、乾燥が強ければ朝昼晩と1日3回、外出が多ければ外出時も簡単にケアができる準備をおこないましょう、と具体的な例をあげることはできます。
しかし、今日は乾燥が和らいだ、ということになれば、1回のケアで維持できる時間は長くなります。逆に、急に冷え込んで乾燥が強くなれば、昨日は適切だったケアが、今日は足りていない、ということもあります。

本来なら「肌と相談して回数を決める」というのが良いのですが、肌の状態を常に「監視」しながらケアを行う、というのもなかなか難しいですし、場合によってはストレスをためることになるかもしれません。

そこで、一つ目安にして欲しいのが、「乾燥する前にケアをおこなう」という「肌感覚」を養うことです。
アトピー性皮膚炎の場合、「乾燥状態」を生むこと自体が、肌にとってマイナスとなります。
つまり、「乾燥を感じてからケアを行う」のでは、すでに肌に乾燥によるダメージが生じていますので、ベストなタイミングとは言えません。

アトピー性皮膚炎に長く悩んでいる方は、「そろそろ乾燥しそう」「ちょっとムズムズ感じ始めた」といった自分なりの予兆を感じれると思いますが、スキンケアを行うベストなタイミングは、この「予兆」を感じた時点です。
乾燥により生じるバリア機能の低下や細菌叢の乱れが、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させる大きな要因となる以上、「乾燥を生む前に、乾燥しないためのケアを行う」ことはとても大切なことといえるでしょう。
乾燥した時間をつくらないためにも、自分なりの乾燥の予兆を捉えて、早め早めに水分を与える「保水」ケアそして、与えた水分の蒸散を防ぐ「保湿」ケアを行うようにしましょう。

                       
おまけ★★★★博士のつぶやき

この「乾燥する前のケア」は、重要なポイントとも言える。
肌のバリア機能は乾燥し始めた段階から、一定の負荷を受けておる。
当然じゃが、弱い負荷でも、一定のダメージを肌に与えることになる。
したがって、「負荷を受けないケア」が望ましい。
予防的な側面も考えて、早目早目のケアを心がけてほしいと思うの。