【閑話休題】たくさんの薬は害になる?(2)

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は昨日の続きを紹介するね。
         
          
●たくさんの薬は害になる!? ~“多剤服用”の深刻なリスク~
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4343/index.html
        
▼認知症の疑い 2割の人が薬の多さが原因
          
多剤服用による、体の異変。ある病院では、認知症を疑った患者のうち、実は薬の種類の多さに原因があったという人が2割にのぼっていました。
神戸市にある認知症患者が多く訪れる、脳の専門病院です。認知症の検査に来た、小池斐太郎さん、85歳です。3年前、ガスやたばこの火を消し忘れるなど、物忘れが急に増え、他のクリニックを受診しました。
       
娘、晴美さん:「1日寝ているような状態が続いたりして、ちょっと認知症になったのか。」
       
この時、「認知症」と診断され薬も処方されました。小池さん親子は、さらに詳しい検査をしてもらいたいと、この病院を訪れました。
小池さんを診察した、医師の平田温さんです。脳の画像を見ると、認知症の特徴の一つ、脳の萎縮は、さほど見られませんでした。
    
医師、平田温さん:「隙間が多いと脳が縮んでいるんだけど、あなたの場合は年齢相応ぐらい。」
        
平田さんは、小池さんが飲んでいた16種類の薬のうち、鎮痛薬と睡眠薬、合わせて4種類に注目しました。それぞれの薬には、物忘れや認知機能の低下を招く副作用があります。小池さんの場合は、これらの薬の副作用が、認知症と同じような症状として現れていると考えました。原因とみられる薬を減らすと、小池さんの物忘れは大きく改善しました。
         
医師、平田温さん:(物忘れのテストで)「何があったのか1回隠すので覚えてください。」
     
小池斐太郎さん:「スプーン、歯ブラシ、時計。」
   
医師、平田温さん:「すごい、30点満点で27点。」
        
物忘れのテストの結果も、問題ありませんでした。小池さんは、認知症ではないと判断されたのです。
    
医師、平田温さん:「現実に悪さをしている薬をやめてないために(症状が)良くならない。早い時期に気が付いてやめることで対応できるのではないかと。だから、非常に大きな問題だと思っているんです。」
    
複数の薬を飲んでいる皆さん。決してひと事ではありません。
       
▼なぜ薬が6種類以上でリスク高まる?
         
武田:多剤服用のリスクを実際に研究された秋下さん、6種類を超えると体に異常が出やすくなるという研究結果ですけれども、詳しくは、どういうふうに見たらいいのでしょうか。
          
秋下さん:基本的には、薬が多くなればなるほど薬の副作用は出やすくなるということなんです。しかし、この研究では、特に6種類以上の方は副作用の発現率が10%を超えていましたし、何種類以上から増えるのかなというのを特殊な解析で検討したところ、5種類まではそうでもないけど、6種類以上から急に増えるというような解析結果になりましたので、6種類ということを報告させていただきました。高齢者はやはり、薬の代謝・排泄機能にもかなり個人差がありますので、2種類でも問題が起きる人もいますし、10種類でも大丈夫という人もいます。ですから、6種類というところにこだわって、自分が6種類より多いからと、自己判断で薬をやめるようなことはしていただきたくないと思います。
         
▼高齢者だけ?現役世代にリスクは?
         
武田:多剤服用の問題、高齢の方は特にということですけれども、私たちの世代も何種類も薬を飲んでいる人はいると思うんですよね。
         
合原:こちら、年代別にどのくらい薬をもらっているかを示したグラフです。64歳以下の現役世代でも、オレンジから赤の範囲、実に半数以上で3種類以上の薬をもらっているということなんです。秋下さん、まだ高齢ではないから大丈夫だと考えていいんでしょうか。
         
秋下さん:やはり、そうではないです。高齢者に比べると、まだ代謝、あるいは排出する機能は保たれていますのでリスクは低いです。しかし、背景となっている病気をいくつかお持ちで、こういう薬の種類になっていると思うのですが、(年を重ねると)そういう病気もどうしてもまた増えてきます。そうすると、薬ももっと増えてきますので、多剤服用予備軍というような状態の人たちだと思います。
         
武田:ということは、私たちの世代から、ちゃんと知っておいたほうがいいということですね。
           
秋下さん:はい。多剤服用にならないように、予備軍でとどまっていただけるように、なるべく新しい病気を増やさない、新しい病気にかからない。そのためにどうしたらいいかということを考えていただく必要があると思います。
        
▼副作用に注意!薬の種類との関係は?
            

武田:薬の種類、どんな薬を飲んでいるのかはやはり関係あるんですか。
            
秋下さん:その中に含まれているお薬に、睡眠薬とか鎮痛薬、あるいは精神安定剤といった、いわゆる副作用を起こしやすいお薬が入っていることが多いので、まず、そういったお薬が問題を起こすことがあります。ただ、必ずしもそういうお薬が入っていなくても、薬の種類が多い人は副作用が多いんですね。しかも、例えば高血圧のお薬や、花粉症のお薬、胃薬ですとか、ごく普通に皆さんが飲まれているお薬でもそういうことが起きうるということなんです。
          
(中略)
       
       
薬は、効き目が強ければ副作用も強いといわれているけど、当然、効き目が強い薬を複数使えば、それだけ副作用も「重なる」リスクがある、ということだよね。
注意したいよね。
明日は、最後の部分を紹介するね。

                               
おまけ★★★★南のつぶやき

海外では、多剤併用をできるだけ行わない方針の国が多いと聞きますが、日本は多剤併用が当たり前になっています。
メリットがあることもあるのでしょうが、中断することで症状が改善する例などを見ていると、その使用は盲目的に行うべきではないのでしょうね。