気温が下がり始めた初秋のスキンケアの注意点(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                      
先週は、台風が日本各地に大きな被害をもたらしました。
「異常気象」が当たり前になりつつある昨今ですが、幸い、予報精度は上がっていますので、情報をしっかり得て、気をつけるようにしましょう。

さて、台風後、翌日は気温が上昇しましたが、すぐに天候は崩れ、肌寒くなりました。
気象庁のホームページで向こう一週間の予報を見ると、最低気温は10度台の前半、最高気温も20度台の前半、といった地域が多いようです。
        
▼気象庁のホームページ
https://www.jma.go.jp/jp/week/
        
台風前後のご相談内容も、やはりお肌の乾燥を原因とするものが増えています。
本来、秋の季節は、他の季節と比較しても、アトピー性皮膚炎の方には過ごしやすい季節です。
しかし、気温の低下に伴う、大気の乾燥から生じるお肌の乾燥状態への対処を上手に行わないと、冬の本格乾燥時期を前に、大きく肌状態を悪化させることもあります。
適切なケアをしっかりと行うようにして欲しいと思います。
       
       
●健常な方の3倍の保水を
       
汗をじわっとかく季節も終わり、角質層の水分蒸散量は増加し始めています。
「ムズムズ」「チクチク」した乾燥のサインともいえる違和感を感じ始める方も多いようです。
こうした違和感は、違和感を感じた部位を触ることで、触覚による刺激が加わり、本格的な痒みへと移行することもあります。
特に、髪の生え際や顔など、露出部位は注意が必要です。

ケアの基本は、乾燥の場合、「保水」になります。
たっぷりとした「水分」を肌に与え、その水分を肌にとどめるための「保湿」ケアをプラスしましょう。
保水の際の注意点は、「最低限の保水」では足りていないことが多い、ということです。
お肌に水分をなじませるケアは、健常な方にはちょうど良くても、アトピー性皮膚炎の方には足りていないことが多く、この「保水」が不足していることによるお肌の悪化も、ちょうど今の季節に良く見られる傾向の一つです。

では、どれくらいの「保水」の量が良いのでしょうか?
目安としては、お肌に水分をなじませるケアを、3回続けて行うようにしてみましょう。
いわゆる「重ね塗り」です。
健全な角質層を維持するための基本は、角質層内の「水分保持」が大きなポイントです。
当然、水分保持のためのセラミドやフィラグリンなども「保水」の状態には関係してきますが、そもそも保持するための水分が足りていない状況では、スキンケアのスタートラインにも立てていないことになります。
そして、このスタートラインに立てていないアトピー性皮膚炎の方が非常に多いのです。

まずは、水分を「アトピー性皮膚炎の方に必要な量」をしっかり与えること、これが全てのケアのスタートであることを忘れずに行うようにしましょう。

明日は、与えた水分を保持させるための「保湿」ケアについてみていきましょう。

                       
おまけ★★★★博士のつぶやき

アトピー性皮膚炎の人は、水分が掻き傷に浸みると、どうしても浸みづらいオイル系アイテムに頼ってしまいやすい。
肌に水分がなぜ必要なのかをしっかり考えた上で、浸みる場合にはどうすれば浸みづらくなるのかを工夫していくことも大切じゃの。