2019年10・11月号の記事より(2)

北です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は、昨日の続きです。
         
        
●秋冬に向けた万全ケアを始めましょう
(2019年10・11月号あとぴナビより)
        
・改善しにくい方は、水分の与え方が十分ではない
       
アトピー性皮膚炎の方の肌状態は、そうでない方と比べると、バリア機能が低下しやすい状況にあることが分かっています。
したがって、一般的な「乾燥肌」「敏感肌」向けのケアでは足りていない、というケースを良く目にします。
単なる乾燥肌でお悩みの方の肌状態における水分不足を「1」とした場合、アトピー性皮膚炎で乾燥状態にある方の肌状態は最低でも2倍、掻き壊しが強い状態ならば5倍から10倍の人もいます。
単なる乾燥肌の方のスキンケアでは、アトピー性皮膚炎の方にとっては不足状態にあることをまず認識するようにしましょう。
では、どのようにスキンケアを行えばよいのでしょうか?
        
◆重ね塗りを推奨
         
アトピー性皮膚炎の方の「誤ったスキンケア」としてもっとも多いのが「水分が足りていない」という状況です。
分かりやすく説明すると、これで良いと思ったスキンケアを最低でも2~3回は重ねて行って、ようやくお肌の状態はケアに必要な「スタートライン」に立てます。
単なる乾燥肌の方が行うスキンケアをイメージすると、「土」です。一定の水分を与えれば表面は湿った状態になってくれます。
これに対してアトピー性皮膚炎の方の肌状態は「砂」をイメージすると良いでしょう。
土で十分と思った量の水分を与えても、すぐに吸収してしまい砂は乾いたままです。
「砂」を十分に潤わせるための「量」は、「土」を潤わせるための量とは全く違うのです。
        
◆どのような水分を与えるのが良いのか?
        
水分を含んだケアアイテムは化粧水、ローション、ジェル、クリームなど多様です。
どのアイテムが良いのか、基本は自分の肌に合うアイテムを選ぶことが大切ですが、せっかく使うのであれば、自分の肌状態に不足しているものを補う「機能性」を意識すると良いでしょう。
          
         
アトピー性皮膚炎の方のケアのポイントは、「保水が足りない状況を改善すること」です。
健常な方の肌状態と、アトピー性皮膚炎の方の肌状態は、全く異なります。
アトピー性皮膚炎の方に「必要な」保水を行うように心がけましょう。
明日は、入浴について考えてみます。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

「楽」なケアは、刺激が少ない分、オイル系に偏りがちです。
でも、肌に必要なのは「水分」ですので、オイル系ケアだけ行っている方は、乾燥状態が抜けきれないことが多いものです。
何が「必要」なのかをしっかり考えてケアしましょう。