身体と心のバランスの大切さとは?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
アトピー性皮膚炎の人は、ストレスにより症状が悪化した経験を持っていることは多いのではないでしょうか?
今日は、体と心のバランス、という視点で考えた記事を紹介しましょう。
         
          
●ハリケーンを生き残ったクモの一種は、より「攻撃的」な性格に進化する
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190920-00010001-wired-sctch&p=1
         
大型ハリケーンがメキシコ湾岸や大西洋岸に上陸し、ほとんどの人々が進路から避難しようとしていた2018年の夏。そのときジョナサン・プルイットは人々とは逆に、被害が予想される場所へと向かう最終フライトを逃すまいと躍起になっていた。
現地に到着した彼はピックアップトラックを借り、ハリケーンの直撃が予想される地域へとクルマを走らせた。ハンティングのためだ。
ハリケーンが上陸するまでの数日間。彼は水路にしだれかかる木々のある場所をくまなく探した。枝を間近で調べ、薄気味悪いクモの巣で覆われた枯葉の塊を捜索したのだ。
そこで目当てのものを見つけると、巣の上に紙切れを落とし、改造した電動歯ブラシを使って紙を振動させ、生きているかのようにピクピク動かした。そして、紙切れを獲物と思い込んで群がってくるクモを数えた。
彼はなぜ、わざわざカナダ内陸部の快適な自宅を離れ、カテゴリー5のハリケーンがまっすぐに向かってくるなか、悠長にクモの巣を揺らしていたのだろうか。それは“科学”のためだ。
       
▼性格が真っ二つに分かれるクモ
         
クモは単独で生きる性質をもっている。世界に約4万種いるクモのうち、協力して獲物を捕らえ、半透明の子グモたちを育てる集団生活をするのは20数種しかいない。
ヒメグモ科のアネロシムス・ストゥディオスス(Anelosimus studiosus)は、そんな変わり種のひとつだ。ひとつのコロニーに最大で数百匹のメスが暮らす。この種のクモが分布する米国の州は、毎年夏から秋にかけて大西洋上で発生した暴風雨が猛威を振るう地でもある。
カナダのオンタリオ州にあるマクマスター大学で進化生態学を研究するプルイットは、動物社会の形成と崩壊を研究しており、同業者の間では「クモの性格」のエキスパートとして知られる。いわば、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)と呼ばれる性格検査を開発した心理学者マイヤーズとブリッグスのクモ学者版だ。
プルイットは数年前、アネロシムス・ストゥディオススに、2つの明確に区別できる性格タイプが存在することを明らかにした。大胆で攻撃的か、シャイでおとなしいかのいずれかだ。どちらのタイプのクモも、両親の性格形質を受け継いでいた。
大胆なほうのクモは、襲撃を仕かける兵団のように網にかかるものなら何にでも突進していく。シャイなほうのクモは、獲物が勝手に網にからまるのをのんびりと待つ。何匹か逃げられたところで、どうってことはない。けがをしなくて済むのだから。
        
▼ハリケーン前後に突撃して仮説を検証
           
タカ派とハト派の構成比率がコロニー全体の攻撃性を定め、コロニーの性格は世代を超えて受け継がれる。コロニーの性格の違いは、平時には大きな影響はない。ところが資源が乏しいときは、攻撃的なコロニーが優勢になる。攻撃的な個体が、ほかの個体を犠牲にして食料を得るからだ。
プルイットはひとつの疑問を抱いた。ハリケーンは木々の葉を引きちぎり、昆虫を吹き飛ばし、川を氾濫させる。それだけでなく、クモをより攻撃的にするのだろうか?
どうやら答えはイエスのようだ。しかも、1シーズン限りではなく、変化は永続的かもしれない──。それが19年8月19日付で学術誌『Nature Ecology & Evolution』に掲載されたプルイットらの最新研究の結論だ。
プルイットらは18年、3度にわたって仮説の検証をおこなった。亜熱帯暴風雨「アルベルト」、ハリケーン「フローレンス」、ハリケーン「マイケル」の前後だ。
プルイットは嵐の前に、ハリケーンの進路上にある数十のコロニーの攻撃性を測定した。さらに対照群として、暴風域の外にある地点でも調査を実施して、全部で約240のコロニーのサンプルを集めた。
その後、ホテルに48時間引きこもり、ハリケーンの猛威をやり過ごしてから再び野外に出て、コロニーがどうなったかを確かめた。冠水した道路や切れた電線の合間を縫って移動する際には、チェーンソーを持った現地住民に道を切り開いてもらうこともよくあったという。
「人々は連邦緊急事態管理局(FEMA)が到着する前から倒木を解体し始めていて、文字通り実験場所までの道をつくってくれました」と、プルイットは言う。「冠水したせいで再訪できない場所もありました。こうした場所のコロニーは、おそらく浸水したか吹き飛ばされてしまったのでしょう」
           
▼異常気象では攻撃的な個体が有利に
           
プルイットは、生き残ったコロニーを集計した。数カ月後、これらの場所をさらに2回訪れて、卵がいくつあるか、子グモがどれだけ孵化したかを数えた。こうした分析により、ハリケーン前に攻撃性が高かったコロニーほど、ハリケーン直後の時期により多く子をもうけ、幼体の生存率も高いことがわかった。
これが長期的傾向かどうかを検証するため、プルイットらはルイジアナ州からノースカロライナ州までの13地点について、過去1世紀分のハリケーンの被害データを調べた。すると、最も攻撃的なコロニーが見つかった場所は、歴史的に最も頻繁にハリケーンに見舞われた場所でもあった。
シンシナティ大学でクモを研究する生物学者のジョージ・エッツは、「異常気象事象への反応として、攻撃的な個体が有利になるという何らかの選択が作用しているのは明らかで、とても興味深いことです」と語る。エッツは今回の研究には参加していない。
実はプルイットが使ったクモの巣を刺激する方法は、エッツがずっと昔に考案したものだ。ただし、当時は電動歯ブラシが発明される前で、彼が使ったのはヴァイブレーターだった。「そのことでずいぶんからかわれましたよ」と、エッツは言う。
エッツは自身の研究対象であるコモリグモでも、少し類似した現象を観察したことがあると言う。オハイオ州のある自然保護区を竜巻が襲ったあと、被害地域で生まれたオスは数世代にわたって爪先の毛束が小さく、それゆえメスへのアピールに欠けていて、交尾相手を探す際に苦労した。ただし彼は、ハリケーンが種全体の行動傾向の長期的変化をもたらすような事態に遭遇したことはないという。
「自然災害が動物の生存に影響を及ぼすのは、驚くことではありません」と、彼は言う。「けれども、自然災害が淘汰に対してもつ影響、つまり進化の方向が実際にどう変化するかまで観察できるのは、とても珍しいことです」
          
(以下、省略)
         
       
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今回の記事のポイントは、異常気象と言う環境の変化が、その生体の「心」の部分に「恒久的な」影響を与えることがある、ということでしょう。
生活習慣病が増加している背景には、生活そのものを取り巻く環境、つまり「生活環境」の変化が関与しているといわれることは多いのですが、生活環境の変化による心身の影響が継続する場合、というのは、その環境の変化により心に影響を与えると、その心への影響が、その後の環境の変化に関わらず継続することがある、ということなのでしょう。
もちろん、蜘蛛とヒトとは同一ではないことは確かですが、心が症状に与える影響は、昨日や過去のブログでも紹介したように、良く事例を見かけます。
生活習慣と同時に、生活環境にも注意することは大切なのでしょう。

                        
おまけ★★★★大田のつぶやき

ヒトは、生活環境に「慣れる」という性質を持っています。しかし、生体そのものは、生活環境が良いか悪いかにより、真逆の影響を示すことが多く、慣れるかどうか大切なのではなく、その環境により、「悪影響」を受けているかどうかが大切なのだと言えるでしょう。
生活環境は、個々人のレベルで変化させられる部分も多いのですが、変化させるためには、変化させる意志を強くもつことが必要になることは忘れないようにしましょう。