女性芸人の人が、アトピーを理由に同級生から受けた行動とは?

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
さて、今月号ではよしもとのお笑い芸人、麒麟の田村さんのアトピー体験インタビュー記事が掲載されていますが、芸能人の方でアトピー性皮膚炎でお悩みの方は少なくありません。
ご自身で公表されていない場合、個人情報にあたりますので、詳しくは書きませんが、あとぴナビへもご相談をいただくことが多々あります。
        
今回、Webで女性の芸人の方がご自身のアトピーについて書かれたWebの記事を見つけたので紹介しましょう
          
       
●アトピーを理由に同級生から「手ではなく手首」をつままれた 女芸人の告白に反響
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20190619-36800478-sirabee
   
厚生労働省が平成28年に行なった発表によれば、アトピー性皮膚炎の患者は国内に約46万人いるという。
そんななか、北海道在住の女性芸人・オジョーのブログが注目を集めている。
          
■手ではなく手首を掴まれた経験
         
12日、「アトピー☆」というタイトルのブログを更新したオジョー。生まれてすぐアトピーだと診断され、アレルギー検査の項目が基準値の40倍を記録したこともあったことをつづる。
そして、話は小学生時代の体験談に。円になって手をつなぐ際に、「横になった同級生があたしの手をではなく手首をつまんだ」ことがあったという。オジョーは当時について「すごく悲しくそれから手を出すのが怖くなりました」と回想する。
          
■中高の友人のおかげで……
            
その後もアトピーと付き合ってきた彼女。アトピー治療の基本薬とも言えるステロイド外用薬は、効果の一方でニキビや皮膚の萎縮などの副作用があるとされるが、その影響なのか、「皮膚が薄く手はしわしわ」で、「ばぁちゃんみたいな手」と言われてきたそう。
しかし、その後出会った中高の仲良しの友達に救われたよう。アトピーについて話したことはないものの、「手を繋いだりもしたし一緒にお風呂に入ったりもしてる。小学校の時の悲しい出来事から徐々にコンプレックスが消えました」と振り返った。
             
■「お薬あると安心」
         
この投稿には、励ましや共感の声が数多く寄せられた。そして17日、オジョーはふたたびブログを更新し、自分が使用している薬を公開。写真を見るとヒルドイドクリームなど保湿用の薬のほか、かゆみを抑える内服薬が確認できる。
そして、「塗っても飲んでも痒いもんは痒いっ。でも塗ったから、飲んだからこれで済んでるんだ、、と思ってます」「あと、皮膚科いってお薬貰ってきておうちにお薬あると安心します」「塗ったら痒みおさまるとかじゃないのに塗ったフゥ?となる。安心」とつづった。
            
■「気持ち悪い」は珍しくない
          
余談だが、記者も生後すぐからアトピー性皮膚炎を罹患、30年近くそれと付き合いながら生きている。
記者の場合は運が良かったのか、「手ではなく手首をつままれる」などの経験はしていないが、「顔赤くない?」と言われることは日常茶飯事だった。アトピー患者の中には皮膚のターンオーバーが過剰になった結果、皮膚が薄くなり、血液の赤みが顔色に反映されてしまう人がいるのだ。
また、同じくアトピーに悩む女性からは、「手を見て気持ち悪いと言われた」「女の子なのに肌が黒ずんでるのは無理と言われた」などの話を聞くことは決して珍しくない。これはあくまで記者の印象だが、思春期に同年代の男子から言われることが多く、その後、彼女たちの心には長きに渡って深い傷が刻まれている。
どんな病気にも言えることだが、「悪気がない」からと言って「悪くない」ことにはならない。もしもあなたの身の周りにアトピーに悩む人がいれば、遠慮のない言葉は避けてあげてほしい。
             
            
アトピー性皮膚炎を理由に、つらい思いをされたことのある方は多いと思います。
もちろん中には、つらい思い以上に、いたわりや優しさに触れる機会をお持ちの方も多いかと思いますが、どうしても記憶に刻まれやすいのは、つらい気持ちの方ではないでしょうか?
今でこそ、アトピー性皮膚炎、という言葉自体が一般的な認知を受けていますが、あとぴナビが情報誌を発行しはじめた1991年は、「アトピー性皮膚炎」という疾患そのものを知らない方も多い時代でした。
また、当初、あとぴナビにご相談に訪れておられた方は、長年、ステロイド剤の治療を受け続けて状態が悪くなっていた方が多く、そこで語られる「アトピー体験」は、壮絶なものがありました。

記事の最後の方に書かれている「どんな病気にも言えることだが、「悪気がない」からと言って「悪くない」ことにはならない。」は、その通りだといえるでしょう。
たとえば、さまざまなシュチエーションに対する「痒いだけで・・・」という言葉に傷ついた話は、数多く聞いてきました。
自分が体験していないことに対する「予測」が、「正しい」ことでないことに、なかなか気が付けない人がいるのも確かです。
「偏見」は、いつの時代でも、その「偏見」を受ける立場の人を傷つけます。
アトピー性皮膚炎に限らず、すべての疾患に対して言えることですが、できる限り、「正しい情報」が広く知れ渡り、そうした「誤った偏見」が少しでもなくなることを切に望みたいと思います。

                       
おまけ★★★★北のつぶやき

皆さんの中でも、苦労された経験などがあれば、あとぴナビ編集部までメールにてお寄せください。
匿名でご紹介させていただきたいと思います。
どういった経験をされ、そしてどのようにそれを乗り越えられたのか、参考になる方も多いと思います。

●ご投稿は下記のアドレスまで
info@atopinavi.com

あとぴナビでは、アトピー性皮膚炎に関する社会の「偏見」が少しでもなくなるよう、取り組んでまいりたいと思います。