気密と湿度の関係とは?(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                
今日は、昨日の続きです。

アトピー性皮膚炎の方は、大別すると、冬に悪化しやすい方、夏に悪化しやすい方に分かれます。
これは、おもに、皮膚の「乾燥度合い」と関係しています。

冬は湿度が低下する季節ですので、皮膚も乾燥しやすい状況になります。
皮膚の乾燥状態は、バリア機能の低下につながり、アトピー性皮膚炎の症状悪化の原因の一つになります。

夏は、気温が上昇して湿度も上がります。この時期に悪化しやすい方は、おもに汗による悪化が原因となるケースが多いようです。
汗を引き金に、かゆみが増えて、かくことでバリア機能が低下、また湿度が高いことから、日和見菌による感染症も増え、ジュクジュクした炎症を伴います。

こうした季節による悪化要因を抱えている方の場合、冬に悪化する方は、夏の季節、お肌の調子が良くなる、ということが多いのですが、最近は、夏でも冬と同じような症状、という方を多く見受けます。
その原因が、昨日の記事にあるように、「エアコンの使用による乾燥状態」にあるものと思われます。

対策は、夏であっても、冬と同じような保水を重視したスキンケアをおこなうことが挙げられます。
そして、もう一つ考えられる対策が、先日の記事にあった「気密性の高い住宅の場合」の対処でしょう。
昨日の記事を読むと、ホテルは気密性が高いことで、エアコンを使用すると湿度が下がりやすい、ということになります。
であれば、一つの対策として、「気密性を悪くする」という方法が考えられます。
エアコンの効率は下がるかもしれませんが、ほんの少し窓や扉に隙間を作っておく(開けておく)、1時間に2回ほど、空気の入れ替えを行う、などの対策です。
ちょっとした対策ですが、最近、夏は猛暑になって、ほぼ毎日エアコンが必要な環境になっています。
四六時中、エアコンの湿度低下の影響を受けているのと、湿度を上昇する「波」を生活の中に取り入れるのでは、乾燥によるお肌のバリア機能の低下にも、影響を与えることになるでしょう。

これから梅雨、そして夏を迎えるにあたり、こうした生活環境内で、お肌への「負荷」を減らすことも、立派な「アトピーケア」といえます。
思い当たる方は気をつけるようにしましょう。

                    

おまけ★★★★博士のつぶやき

生活内の環境の対処は、毎日の生活にかかわる分、ちょっとしたことがお肌に与える影響が大きくなりやすいものじゃ。
できるだけ、お肌の負荷が少ない「環境」を求めていきたいものじゃの。