過去記事から。初夏のケア準備を(2)

北です。

 

 

 

 

 

 

                 
今日は、昨日の続きです。
5月のケアのチェックポイントの中から、まず紫外線対策の部分を紹介しましょう。
         
         
●5月のアトピーケア(2015年5月号の記事より)
        
■5月のケアのチェックポイント
        
1.紫外線対策
これから、紫外線が少しずつ強くなってきます。
適度な紫外線は人体に有効性をもたらすこともありますが、アトピー性皮膚炎の方の場合、皮膚の免疫を司るランゲルハンス細胞が紫外線の影響を受けやすいことから、紫外線のダメージを蓄積すると、感染症に罹りやすくなることがあります。
特に、ステロイド剤やプロトピック軟膏など免疫を抑制する薬剤を使用中の方は、これから梅雨を迎え、細菌の活動が活発になりやすい時期は注意が必要でしょう。
基本的な対策は、衣類などによる物理的なケア、そしてUVアイテムを用いたスキンケアとなります。
         
・UVアイテムの選び方
UVアイテムにはいろいろなものがありますが、注意したいのは、SPF値が高すぎないものを選ぶこと、ということです。
SPF値に対する一般の方のイメージは、高ければ高いほど優秀なアイテム、と捉えていることが多いようですが、それは誤りです。
SPF値は一般的に1あたり20分間、日焼けの原因である紫外線B波からお肌を守る力があることを示します(お肌の状況などにより、防御時間は個人差があります)。
最近はSPF値50のものが宣伝されていますが、SPF値50とは約1,000分間、時間に換算すると約16時間もの防御時間を示すことになります。一年で最も日が長いとされる夏至の日は、東京で昼間時間(太陽が出ている時間)は14時間30分ほどです。午前4時半の日の出から、午後7時の日の入りまで一日中、太陽を浴び続けることは現実的ではなく、SPF値50のスペックは、オーバースペックだと言えます。
SPF値を高め、サンスクリーン効果を上昇させるためには、どうしても成分的にお肌に刺激が強いものを使用することになりますから、そうした影響をできるだけ少なくするためには、適切な値のものを使用することが大切でしょう。
紫外線は室内にいても一定の量を浴びますので、現実的な生活時間から求められるSPF値のスペックは30前後のものを選ぶようにしましょう。
また「PA値」は、シワやたるみの原因となる紫外線A波からお肌を守る力を「+」で表しますが「+++」のものを選びましょう。
         
         
明日は、汗対策の部分を紹介します。

                     
おまけ★★★★博士のつぶやき

紫外線は、皮膚の防御機能を落とす大きな要因じゃ。
夏の時期、アトピー性皮膚炎を重症化するのは主に感染症なのじゃが、防御機能を落とすことで、重症化を「助ける」こともある。
気をつけるようにしたいの。