【閑話休題】心の漏電とスマホと

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                          
スマホを長時間使用することによる弊害は、ときどき話題になるけど、Webで興味深い記事を見つけたので紹介するね。
        
          
●スマホを「1時間以上」見続ける人が陥る悪循環 過度なネット利用が「あなたの判断力」を奪う
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/life/toyokeizai-265062.html?page=1
          
時間が空いたとき、スマホでSNSやネットサーフィンを楽しむ人は多いと思います。ですが、のめり込みすぎると当然デメリットも出てきます。私たちが普段意識しない「過度なスマホ利用のデメリット」とは? 明治大学教授の齋藤孝さんが解説します。
フェイスブックやLINE、インスタグラムといった情報空間で、私たちは四六時中誰かとつながっている状態です。しかも日本だけでなく世界中の他者とつながっていられる状態になってしまったのです。
とんでもなく便利なことですが、考えてみると異常な状況でもあります。自分の個室にいつでも他人がノックなしに入ってくる。しかもそれが1人とは限らない。その状態が切れ目なしに続く。
これは精神衛生上、望ましい環境とは言えません。1人になって精神を落ち着かせる時がない。相手から連絡が来たらすぐに返事を出さないといけない。既読して何時間もスルーしているとお互いに気まずくなってしまう。かといって、いい加減に返事を出すと誤解されてしまう。いろんなことに細かい神経を使わされているのです。
しかもそのネット空間では、不安やイライラをかき立てる要素があります。突然の悪意のこもったコメントや返信を見て、怒りを覚えたり憎しみを感じたり、感情を荒立てる場面にも遭遇します。
軽い緊張状態、興奮状態がずっと続いている感じといったらいいでしょうか。24時間、つねに誰かとつながっている感覚で、切れ目やオフがない状態といってもいいかもしれません。そんな軽い緊張状態、興奮状態が続くと、明らかに集中力がなくなり、判断力や意志力が衰えます。
         
▼「人間の判断力」は有限である
         
最近の行動心理学や社会心理学の分野での常識の1つが、「人間の判断力や意志力といった精神力は有限である」ということ。ちょうど筋肉と同じです。筋肉は使うと疲労が蓄積し、どんどん力が落ちていきますね。
精神力も同じで使うほどに減っていくことがわかっています。いったん休息して疲労物質が分解されて初めて、再び筋力と同じように戻ってくる。
アメリカで行われたある実験ですが、被験者を3つのグループに分けます。それぞれにパズルの難問を解かせるのですが、その実験の前に別々の楽屋に待機してもらいます。じつは3グループともに空腹にしておいてもらい、1番目のグループの楽屋にはお菓子が置いてあり、自由に食べてよいと告げます。
2つ目のグループの部屋には何も置いていません。最後、3つ目のグループの楽屋には同じようにお菓子が置いてあるのですが、食べてはいけないと告げます。
その後、同じパズルを解かせるのですが、じつは絶対に解けないパズルで、何分間粘って考え続けられるかを測るのが目的です。
すると1番目と2番目は20分間の制限時間いっぱい考え続けられたのですが、最後のお菓子を我慢させられたグループはほんの数分間取り組んだだけで、全員がギブアップしてしまったのです。
このアメリカの実験が示しているのは、心のエネルギー量は有限だということです。1日の心のエネルギー量があるとすると、それを何に使うかが問題です。 
現代の多くの人はインターネットやSNSにエネルギーを消費してしまい、それ以外に向けられる精神エネルギーが相対的に少なくなってしまっている。
私はそれを「心の漏電状態」と表現しています。インターネットやSNSにつながっていることで、気づかないうちに少しずつエネルギーが漏れている状態です。そして気が付くとバッテリー切れで動かなくなってしまう……。
心の漏電状態が続いて精神エネルギーの総量が落ちると、判断力や意志力も落ちることが知られています。するとネットサーフィンをダラダラ続けたり、目的もなくSNSを開いてしまいます。。それでさらに精神力を消耗し、依存してしまうという悪循環に陥ります。
          
▼自分なりの「ルール作り」が大事
       
私の感覚だと、特に目的がなくネットサーフィンする場合、10分や20分なら気晴らし程度にいいでしょう。ただし30分を超えたら少し長いと考えます。それ以上は依存症の傾向で、1時間を超えたらハマっていると思います。
「ネットサーフィンは1日30分、SNSは夜9時以降は見ない」というように、自分なりの基準やルールを作ることを勧めます。友達にもそう宣言すれば理解してもらえるはずです。
そして空いた時間は本を読んだり、映画を観るなり、音楽を聴くでもいい。その日のレポートや日記を書くというのも有意義な時間だと思います。あるいは運動不足の人であれば、スポーツやエクササイズなど体を動かすこともお勧めです。
私の知人に、数カ月に1度海外や人里離れた場所に旅行に行く人がいます。いつもは忙しく働き、メールもLINEも即座に返事が来るのですが、その際は完全にオフで、まさにスマホやPCなどの情報ツールも一切オフにしてしまいます。周囲に、そのことを告げて出かけるので、ほとんどトラブルや不自由はないそうです。そんな思い切ったメリハリをつけることも必要ではないでしょうか。
          
          
スマホのブルーライトが睡眠に与える影響など、長時間の使用は、人体にとって、決して良い影響を与えているとは思えないよね。
今回の記事を読むと「心の漏電」という言葉が腑に落ちます。
睡眠不足は「負債」という考え方があるけど、こうしたネットの長時間使用によるマイナスは、「蓄積」していっているように感じることが多いから、今から何らかの対策を行わないといけないかもしれないね。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

ヒトは、自分にその影響が正対しないと、なかなか向き合って対策を立てようとは思わないものじゃ。
そこには、他の多数が行っておることは「問題ない」というバイアスがかかっておる。
多数が行っていることが、もし正しくなければ、影響を受けるのも「多数」になることはしっかり考えておく必要があるじゃろうの。