紫外線に注意を始めましょう(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

                       
今日は昨日の続きで、アトピー性皮膚炎の人が気をつけたい紫外線の対策について見ていきましょう。
        
        
(1)露出部位を減らす

まだ寒い時期ですので、外出時に、積極的に汗をかく、という機会は少ないでしょう。
汗をかく場合、長袖の衣類などを着用すると、汗が痒みを誘発することがありますので、難しいのですが、今の時期は、あまり汗を心配しなくてよいので、まずは物理的な対策として露出部位を減らす工夫を行うようにしましょう。
          
(2)露出部位にはUVケアを
顔や首、手などは、露出を防ぐことが難しい部位です。
外出時には、UVケアを適切に行うようにしましょう。
紫外線が皮膚に与える問題は「日焼け」という部分だけではありません。
特にアトピー性皮膚炎の方が問題にしなければならないのは、ランゲルハンス細胞に(紫外線が)影響を与えることで、皮膚表面の免疫機能を抑制、バリア機能が低下することで、細菌叢を乱し、アレルギーの要因を増悪させることです。
これは、アトピー性皮膚炎の原因につながるだけでなく、症状を悪化させる要因にもなります。
夏のアトピー性皮膚炎の症状悪化は、汗によるものと、この紫外線によるものが原因として大きく関わってきており、バリア機能の低下の部分は夏だけの要因ではない、ということです。
             
         
これから春先は、アトピー性皮膚炎の悪化要因は増加してきます。
花粉や黄砂、PM2.5など、飛散物質の影響、あるいは、進学や進級、就職など生活環境が大きく変わることによるストレスなど心因性の影響、気温が上昇し始めることで汗をかきやすくなることによる影響、そして紫外線の増加などが重なることで、他の季節の変わり目よりも状態を落としやすくなります。

特に紫外線の影響は、「まだ始まっていない」とケアに気を配らない方が多く、そして、その影響が皮膚に現れた場合、他の悪化要因も重なる季節だけに、紫外線対策が必要なことに気がつかないことも珍しくありません。
これからの時期、紫外線対策も必要になることは忘れないようにしましょう。

                     
おまけ★★★★博士のつぶやき

オゾン層は少しずつ復活している、というニュースもあるが、それでも紫外線の「悪影響」は昔よりも多くなってきている、という報告は数多い。
アトピー性皮膚炎の方の場合、いろいろな悪化要因が関係してくるため、原因を特定できないこともあるわけじゃが、対策が必要ならば、見落とさないように注意して欲しいと思うの。