菌が免疫を高める仕組みを解明?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                       
腸内環境が、ヒトの免疫に深く関わっていることは、これまでの研究でも分かっていましたが、今回、その仕組みが解明された、という記事がありましたので紹介しましょう。
          
           
●乳酸で「快腸」仕組み解明 菌が免疫高める
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190206-OYT1T50217/
          
乳酸菌などの腸内細菌が腸の免疫を高める仕組みの一端を動物実験で解明したとする研究成果を、大阪大の竹田潔教授(免疫学)らのチームが発表した。論文は、英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
小腸では、免疫細胞の一種「マクロファージ」が腸の細胞の間から突起を伸ばし、腸の表面にいる病原菌を取り込んで殺す働きがある。研究チームはマウスを使った実験で、マクロファージが、腸内細菌が作る乳酸やピルビン酸という物質と結合すると、腸表面に向かって突起を伸ばすことを確認した。
マウスに乳酸やピルビン酸を与えた後、人の病原菌でもあるサルモネラ菌を与えた実験では、40日後に100%生存した。乳酸もピルビン酸も与えないマウスや、両物質がマクロファージに結合しにくい体質のマウスに比べ、生存率が2~6倍ほど高いという。
長谷耕二・慶応大教授(生化学)は「腸内に多く存在する物質の中から、免疫に関わる特定の物質の働きを突き止めた画期的な成果だ」と話している。
          
         
腸内環境=腸内細菌が、ヒトの免疫に関わっている中で、乳酸やピルビン酸が関係していることが解明された、という内容です。
免疫に関わる物質が特定されることで、免疫活動の抑制、亢進への関与に対する研究も進むのではないでしょうか?
今後の研究を見守りたいと思います。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき

ヒトの免疫活動の7~8割は腸内で行われている、ということが研究で分かっていますが、今回のマクロファージとの関係は、かなり興味深いところです。
今後、他の物質でも同様の働きをするものが特定されることも考えられますが、免疫活動を高めるアプローチが行えるようになると良いですね。