入浴剤は、何がよい??(2)

中田です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日は、昨日の続きです。
冷えの解消、スキンケアの働き、それぞれに使い分けるとよい理由について説明しましょう。

これまでのブログで、何度も述べているように、アトピー性皮膚炎の方の誤った入浴方法で最も多いのが「入浴温度が高いこと」にあります。
高い温度での入浴は、冷えの解消につながらないばかりか、一時的に皮膚の表面温度を上げることでお肌の水分蒸散量を大きくアップさせ、皮膚を乾燥させる=バリア機能を低下させることにつながります。
したがって、E・Yさんが、40度を超えないように気をつけられていること自体は、非常に良いのですが、寒い時期、体感温度や入浴中の湯温の低下が進むこともあって、なかなか温まらない、と感じる方は少なくありません。
したがって、E・Yさんの目的(冷えの解消)を考えた場合には、お勧めなのは「薬用重炭酸湯」の方になるでしょう。
同じ30分の入浴時間でも、一週間、二週間と薬用重炭酸湯を入れた入浴を続けていくことで、入浴中の温まり感には、あまり変化が感じられなくても、入浴後、服を着た後の手足の温まり感には変化を感じられるようになります。
そして、冷えの解消が進めば、入浴中の温まり感も少しずつ高まってくるはずです。
冷えの状態とは、血流が良くないことにありますから、入浴中に「温まった」感じが少なくても、血流が良くなることで、血液が熱を運ぶ「頻度」が多くなり、入浴後の冷えの解消は少しずつでも感じられるようになります。
アトピー性皮膚炎の方に必要な入浴の目的は「スキンケア」と「冷えの解消」の二つです。「温まる」という感覚的な問題は、結果としてついてくるものであって、症状改善の中で重視するべきものではありません。
逆に「温まる」ことを重視してしまうことで、湯温を上げれば、今度はアトピー性皮膚炎の悪化要因につながることもあります。
アトピー性皮膚炎の方の入浴と、そうでない方の入浴では、その目的とする部分が異なることがあることを忘れないようにして欲しいと思います。
(アトピー性皮膚炎でない方もぬるめの温度での入浴をお勧めしますが、高めの温度で短い入浴、という方法も健常な方の入浴方法として誤りではないため)
なお、「冷えの解消」と「スキンケア」の両方を同時に行いたい場合には、「薬用重炭酸湯」に「濃縮温泉」を少し加えてみると良いでしょう。
薬用重炭酸湯は、血流を良くする効果をしっかり得るために本来の錠数(50リットル当たり1錠)を入れる必要がありますが、併用する場合の濃縮温泉は少なめでも構いません。
1/5~1/3程度の量を入れてみると、入浴後のお肌のしっとり感に変化を感じやすくなるでしょう。
冷えと乾燥の両方の解消を目指している方は、ぜひ一度、お試しください。

                      
おまけ★★★★南のつぶやき

自分の症状に合わせた入浴の方法などに迷われた場合には、お気軽にアトピー相談室までご相談ください。

●アトピー相談室 0120-866-933(受付時間 10時~19時)