真冬の入浴対策について(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                           
先週は、真冬の時期のスキンケアの対策について書きました。
今週はアトピー性皮膚炎の方に必要な入浴の対策について見ていきたいと思います。

▼冷えの解消とスキンケア

アトピー性皮膚炎の方が、入浴によって得られる対策は「冷えの解消」「スキンケア」の主に二つとなります。
まず今日は「冷えの解消」の部分について考えてみましょう。

・冷えの解消

「冷え」という状態は、一般の方がイメージすると、「手足が冷たい」という状態を想像するようです。
決して間違い、ということではありませんが、「手足が冷たい」という現象は、「冷え」の状態に対して、ほんの一部の減少に過ぎません。例えば、風邪という疾患の場合、熱が出たり、咳やくしゃみ、体のだるさ、食欲不振などさまざまな症状が身体に生じますが、その一部の「熱が出る病気」といっているのと同じです。

体の熱は、主に、筋肉や内臓、骨などにより作られます。
体の深部において「作られた熱」は、体の隅々に運ばれることで、「体温」という形をとるわけですが、この運ぶ役割をしているのが「血液」です。
細胞から細胞へと熱が伝達しているわけではなく、細胞の間を通る血管(血液)によって熱は運ばれているわけです。
この熱が十分に運ばれていない状態が「冷えの状態」です。
つまり、冷えとは血液の流れが悪い(熱を運べない)状態を指しているといってよいでしょう。
このように「冷えの解消」とは、「血流を良い状態にする」ことによって得られるわけです。

血流を良い状態に改善するための方法は、「運動をする」「入浴を行う」の主に二つです。
体が火照るような食物(辛いものなど)を食べる、という方法も体感では「熱」を感じますが、熱を作り出すことと、その熱をスムーズに運ぶ、という作業は、基本的な働きが異なります。
辛いものなどを食べれば、酵素や代謝の働きにより「熱」そのものは作られますが、その熱をスムーズに運べる状態になっているかは、別の問題、ということです。
血流を支配しているのは自律神経の働きによりますが、そこに影響を与えられるのが運動や入浴、ということになります。

運動の場合、毎日、反復継続して行うには、時間的な制約を受ける方が多いのに対して、入浴は、一般的な生活習慣の一部ですので、毎日、行うことが容易な方法です。
では、冷えの解消には、どういった入浴方法を行えば良いのでしょうか?
続きは明日です。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

冷えという状態を考えた場合、手足が冷たい、という状態をイメージする方は多いようです。
抹消部位には、毛細血管により血液が栄養分などを運びますが、その際、同時に熱も運びます。
その熱を運ぶ量が少なくなれば、細胞そのものも活性が弱まり、いろいろな「症状」が生じることになります。
いわゆる、冷えは万病のもと、と言われる所以なのでしょうね。