真冬のスキンケア対策について(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
1月も半ばになり、本格的な冬がしばらく続きます。
先日、インフルエンザが流行している、というニュースが報道されていました。
国立感染研究所のホームページを見ると、1/9時点で、全国48都道府県に注意報や警報が出ているようです。

▼インフルエンザ流行レベルマップ(国立感染研究所)
https://nesid4g.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html

冬になると流行するインフルエンザですが、最近は異常気象の影響を受けていることを懸念するような研究もあるようですので、油断せずに個々人で出来る対応は行うようにしましょう。

・外出後の手洗い
・適度な湿度の保持
・十分な栄養とバランスのとれた栄養摂取 など

さて今日は、真冬を迎えるに当たり、アトピー性皮膚炎の方が気をつけたい点についてまとめたいと思います。
まず最初に「スキンケア」の対策について考えてみましょう。

▼真冬の「痒み」について

スキンケアのポイントを考える前に、まずは、アトピー性皮膚炎の方の真冬の肌状態の傾向について考えてみたいと思います。
乾燥による痒みとは、アトピー性皮膚炎の方の主な痒みの原因となる炎症性のものだけではありません。
皮膚には、痒みを知覚する神経があります。
本来は、真皮内に留まっているのが、角質層が乾燥すると角質層内に侵入してきます。
角質層内まで伸びた神経線維は、皮膚に対するちょっとした刺激でも、「痒み」という情報を脳に伝達します。
例えば、「皮膚に触れる」といった触覚も刺激の一つですが、神経線維にその刺激が「痒み」の情報として伝わることもあります。
衣服がこすれた、あるいは冷たい冷気が触れた、などそうした「刺激」の元となる感覚は個々人により異なりますが、皮膚を「擦る」などの強い刺激でなくても、痒みにつながることがあります。
アトピー性皮膚炎でない方でも、乾燥による痒みを感じることがあるかと思いますが、その主な原因は、この乾燥により伸びた神経線維が関係していることが多い、といえるでしょう。

なお、いったん痒みを感じると、「掻く」という行為が発生しますが、皮膚を掻くことで、皮膚下では「炎症」が生じます。
その炎症は、今度は免疫系から生じる痒みの原因となります。
アトピー性皮膚炎の方は、IgEなど炎症が痒みにつながる免疫系の抑制が上手くできていないことが多く、以降は連鎖的な炎症性の痒みが生じることもあります。

明日は、スキンケアのポイントについて考えていきましょう。

                      
おまけ★★★★東のつぶやき

アトピー性皮膚炎の患者は、昔は主に子どもが中心と言われていましたが、最近増加していると言われるのは、成人以降での発症です。
これらは、同じ「アトピー性皮膚炎の症状」を皮膚に示していますが、発症する元の原因が異なっています。
「アレルギー」が「原因」なのか「結果」なのかは正しく把握して欲しいと思います。