ボーっと触っているとチコちゃんに叱られる?(1)

連日、ブログを担当します。大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                          
さて、皆さんは、「チコちゃんに叱られる」というNHKの番組をご覧になっていますでしょうか?
11月の最後の放送の回で「痛いと手を当てるのはなぜ?」という質問がありましたが、皆さんは答えが分かりますか?
答えに悩んでいると、

「ボーっと生きてるんじゃねぇよ!!」

とチコちゃんに叱られますが(笑)、答えは、

「痛みより触覚の方が優先されるから」

です。脳は意外と単純で、複数の感覚が同時にくると、優先順位をつけて知覚します。その感覚の優先順位は、高い方から、

1.運動(体を動かす)
2.触覚(触る感覚)
3.痛み
4.冷覚
5.かゆみ

の順番です。
アトピー性皮膚炎の方の多くが経験しているかと思いますが、皮膚に痒みがあるとき、皮膚をつねったり叩いたりすることで、痒みが和らいだことがあるかと思います。
あるいは、冷やしたり、熱いシャワーを浴びることで一時的に痒みが「麻痺」した状態になることを経験した方も多いと思います。

もちろん、痒い部位を叩いたりつねったりすることで、その部位の毛細血管がダメージを受けますから、痛みの感覚が去ったあとには、より強い痒みに襲われる恐れがありますし、また顔を叩くと網膜剥離などの危険もあるので、叩いたりつねったりすることは厳禁なのですが、痒みとは、ヒトが知覚する感覚の中で最も優先順位が低い、というわけです。

痛みを与えたり、冷やすことは、その後の痒みを増幅することがあるのでよくないのですが、「運動」と「触覚」については、工夫して行うことで痒みを軽減することができます。

では、どのように工夫すれば良いのでしょうか?
続きは明日にしたいと思います。

                     
おまけ★★★★博士のつぶやき

「手当」という言葉があるが、文字通り「手を当てる」ことが、ある意味、治療の一つになり得る、ということじゃ。
行動を現わす言葉の中には、意外と深い意味が含まれておるものがあるのも確かなようじゃの。