制汗剤や香水の使用に注意を

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
これから寒くなる時期、乾燥すると悪化するタイプのアトピー性皮膚炎の方は多くいます。
一方、暖房で汗をかくと痒みが出る、ということで汗をかきづらくしようと、制汗剤を使用する方もときどき見受けます。
今日は、この制汗剤に関する記事を一つ紹介しましょう。
         
          
●制汗スプレーの全身使用は危険! 自分に合ったデオドラント剤を知ろう
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180913-OYTET50035/
         
▼使い方次第で健康被害や皮膚トラブルも
        
ドラッグストアには、何を選んでよいか迷うくらい、たくさんのデオドラント剤が並んでいます。しかし、購入者は、本当に自分に合った製品を選び、それを正しく使用しているでしょうか? ほとんどの人は製品の裏面に記載されている成分など確認せずに、メーカーの宣伝イメージで選んでいるのが現状でしょう。
しかし、デオドラント剤は正しく使用しないと、逆効果になるばかりか、皮膚トラブルや健康障害を生ずることもあります。
        
▼デオドラント剤の主成分は「制汗剤」と「制菌剤」
        
安全で効果的に使うためには、まず含まれている成分の働きを知ることが必要です。デオドラント剤の主な成分は二つ。汗を抑える制汗剤と、菌の繁殖を抑える制菌剤(殺菌剤)です。これに、ニオイ分子を吸着する製剤や、化学的に消臭する天然の消臭成分、さらに香りでマスキングする香料などが加えられ、製品の商品価値を高めています。
デオドラント剤の使い方でまず大切なことは、使用範囲です。成分となる制汗剤の多くにはクロルヒドロキシアルミニウムなどの金属塩が含まれ、汗腺の出口を塞ぐことで汗が出ないようにします。体全体にスプレーする人がいますが、体温調節に影響し、気温が高い日などは熱中症の可能性が高まりますので、非常に危険です。寒い冬にも「うつ熱」の危険があります。冬は体温を維持するため基礎代謝が高くなっていて、夏より熱が出やすくなっています。その熱を放出するために「見えない汗(不感蒸散といいます)」をかくことが必要で、これを妨げると熱が体内にこもり、体調不良の原因となります。
         
▼制汗剤を使っていいのはワキと足だけ
          
実は、制汗剤を安全に使用できる場所は、体の中では「ワキ」と「足」の2か所しかありません。ワキの汗は蒸発せずにこもるため、体全体の中では比較的、体温調節に関係していません。それに、温熱性発汗より精神性発汗が多い場所でもあります。ですから、この部分の汗は止めても問題ありません。靴で覆われている足も同様です。
反対に、胸や腕の部分は、体温調節には非常に大切な場所です。制汗剤をワキにスプレーする時は、広範囲にかからないよう、できるだけ皮膚に近づけてふきかけてください。
         
(以下、省略)
        
         
記事にあるように、制汗剤には、「抗菌」作用があります。
皮膚には良い菌も悪い菌も繁殖する可能性がありますが、抗菌することでその両方の菌に影響を与えます。
一般的に、洗浄剤で手洗いしたあと、再び元の菌叢に戻るまで10時間近くの時間が必要とされていますが、抗菌を常に行うことは、皮膚のバリア機能にとって、結果的にマイナスの影響を与えやすくなります。
状態が悪い方で、こうした制汗剤や同じく、抗菌効果を持つ香水を使用している方は、長期使用によって皮膚の細菌叢に影響を与えてないかを気にした方が良いかもしれません。
汗の臭いは気になるものです。また、油分を多く使うアトピー性皮膚炎の方は体臭そのものを気にして香料でマスキングしようとする方もおられます。
香料や制汗剤の影響で状態が悪化していた、ということがないように注意しましょう。

                           
おまけ★★★★大田のつぶやき

今の私たちの生活環境の中で、「抗菌」の作用を持つものは当たり前に使用することが多くなっています。
肌に触れるものを考えると、漂白剤や柔軟剤なども香料や抗菌効果を持つものがあります。
できるだけお肌の環境を整えられるように気をつけるようにしましょう。