今年の冬のアトピーケアの注意点と準備(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は昨日の続きで角質層の水分保持について見ていきましょう。

                      
・角質層の水分保持とは?

角質層内の細胞間脂質の中に、水分を留めておく因子がアトピー性皮膚炎の方は少ないことが、以前から研究により分かっています。
最初に注目されたのはセラミドでした。
ある研究によれば、アトピー性皮膚炎の方の8割程度に角質層のセラミドが不足した辱今日が見られたそうです。
化粧品の原料でも、セラミド、あるいはセラミド様物質は、いろいろとありますが、基本的にセラミドは高分子のため、角質層のバリアを抜けることは難しい成分です。
最近はナノカプセルを使い、真皮にセラミドを届けるようなスキンケア成分もありますが、そもそも、皮膚で必要なセラミドは6種類ほどあり、化粧品に配合された「セラミド」は、擬似セラミドであって皮膚のセラミドを完全に補完することはできません。
角質層内のセラミドを補完するために必要なのは、自分の体で「セラミド」を作り出せるようなサポートを行うことです。
これは、数年前に京都大学が発表したセラミドと同じ水分保持の働きを行う、フィラグリンも同様です。約半数のアトピー性皮膚炎の方が不足していることが分かっています。
基本的に、こうした角質層内の水分を保持するための働きは、化粧品よりもそうした機能を持つサプリメントの方が適しているでしょう。

あとぴナビでも、フィラグリンやセラミドに関するサプリメントを取り扱っていますが、個々人の「不足している状況」により、摂取した効果は変わってくるようです。
セラミドが不足している人は、サプリメント摂取により、潤いや弾力を取り戻した、というケースもあれば、何カ月摂取しても、お肌の変化はない、という方もいます。
これは、どのようなサプリメントでも同様ですが、サプリメントは基本的に「食品」ですので、その「効果」の現れ方は、薬品と違って緩やかです。
「補う」という考え方がサプリメントの場合は必要ですので、その辺りは理解して使うと良いでしょう。
また、自分の体の働きを補う分、その「効果」が現れる時間も、個人差はあります。
セラミドやフィラグリンの場合、エビデンスでは90日ほどは摂取を続けてみると良いでしょう。

明日は、角質層に水分を留める方法について見ていきましょう。

                       
おまけ★★★★中田のつぶやき

あとぴナビで取り扱っているフィラグリンのサプリメントは、実際に血液検査を行い臨床データを取りました。
本来なら、フィラグリンが不足しているかどうかをあらかじめ検査できれば良いのですが、保険が適用されず、現状、一検体あたり50,000~100,000円ほどの費用がかかります。
フィラグリンに限らず、アトピー性皮膚炎に大きく関わる要因については、今後、保険適用がされると良いですね。