今年の冬のアトピーケアの注意点と準備(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
立冬を過ぎて、季節は秋から冬へと確実に向かっていきます。
特に今年は、残暑の厳しさを思うと、寒くなり方が少し早いようにも感じます。
気温の低下は、湿度の低下にもつながってきますので、早めに「冬の準備」を始めるようにしましょう。
今日は、冬に向けたアトピーケアの注意点と準備について見ていきたいと思います。

▼冬に向けたアトピーケアの注意点

大気の乾燥が始まると、角質層の水分は蒸散しやすい状況になり、お肌の乾燥が始まります。
特に、角質層の細胞間脂質で水分を保持するセラミドやフィラグリンなどが少ない人は、蒸散の量が多くなり、痒みを知覚する神経線維が角質層内に侵入することを許しやすい状況になります。
そこで、寒くなり始めるこれからの時期、角質層に対する水分の補給と保持、そして蒸散を軽減させる対処を行っていくことが必要です。

・角質層に対する水分の補給とは?

角質層に対する水分の補給は、ローションやジェル、温泉水などで「保水」を行うことが基本です。
ただ、気をつけて欲しいのは、アトピー性皮膚炎の方の場合、後述する皮膚に水分を留めておく因子が不足している方が多く、角質層内で失われる水分<角質層に与える水分、と考えると、アトピー性皮膚炎ではない「乾燥肌」の方よりも、はるかに多い水分量を与える必要があります。
アトピー性皮膚炎の症状が悪化する原因の一つは、この「適切な水分補給がでてきない」というケースです。
お肌が「湿る」、という感覚ではなく、お肌を「濡らす」ぐらいの感覚で保水を行うようにしてみましょう。

●重ね塗りでたっぷり保水

ローション系のアイテムは、ほぼ水分ですので、お肌に留めることが難しく、流れ落ちないように気をつけて塗ると、それほど多くの水分量を与えることはできません。
保水の量を増やすには、ローション系よりもお肌に留めて伸ばすジェル系のアイテムの方が適しているといえるでしょう。
ローション系のアイテムの方が良い方は、コットンなどを使った「パック」を行ってみると良いでしょう。
注意点は、湿らせたコットンを乾燥した肌に当てた場合、時間を放置してコットンが乾くと、せっかく肌に与えた水分をコットンが吸収を始めてしまします。
コットンを塗布する目安は最大15分ぐらいと考えて、長時間の塗布は気をつけるようにしましょう。

●頻度を多く保水する

顔や首、手など、露出した部位は、大気の乾燥の影響を受けやすく、ムズムズ、チクチクした違和感がある場合には、保水する回数を増やすようにしてみましょう。
また、寒い時期、水分系のアイテムは皮膚に塗布すると冷っとすることがありますが、簡単に避ける方法として、100円ショップなどで購入できるアトマイザーに入れ、そのアトマイザーを暖かな布などで覆っておくとよいでしょう。男性の方であれば、ズボンのポケットに入れ、体温で温めておくのも良いでしょう。
今日は、まず角質層に対する水分の補給について見ていきました。
明日は、角質層内の水分保持について考えてみましょう。

                       
おまけ★★★★博士のつぶやき

寒くなり始めて冷えの状態を感じているのであれば、「冷えの対策」も同時に行うようにしたいものじゃ。
冷えの状態とは、血液の流れが悪い状態を指しておるから、掻き傷の回復などにも関わってくる。適切な運動や入浴を行うようにして欲しいの。