人間の「脳」には、何時間の睡眠が必要なのか?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                       
アトピー性皮膚炎の方にとって、「睡眠」は症状の改善に対して、大きな影響を与える生活要因の一つです。
アトピー性皮膚炎の状態が悪い時、夜が痒くて眠れない、という方は多くおられますが、今日は睡眠に関する記事を紹介しましょう。
          
          
●人間の「脳」は7時間程度の睡眠が必要! 本当のショートスリーパーは100人に1人程度!?
http://healthpress.jp/2018/10/post-3780.html
         
日本は世界でも有数の“睡眠不足大国”として知られているが、個人差はあるものの、多くの人にとっては6~8時間程度眠ることが最適だということがわかっている。
「自分はショートスリーパーだから、短い睡眠で大丈夫」というのは無理があるという。本当に睡眠時間が5時間未満のショートスリーパーだと判明するのは、100人中1人いるかいないかだとされている。
「人はなぜ眠るのか?」と考えることはないだろうか。よくよく考えてみたら、毎日眠らないと生きていけないというのは不思議なことかもしれない。しかし、最新の研究をもってしても、人がなぜ眠らなければならないのかは、よくわかっていない。
眠りについて少しおさらいをすると、睡眠には「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」という2つのタイプがある。寝るとまず「ノンレム睡眠」が、続いて「レム睡眠」が出現して、90?120分おきに交互に繰り返しているとされている。
ノンレム睡眠は、体と脳の両方が休息している睡眠で眠りの深さにより3段階に分かれている。目が覚めやすい浅いノンレム睡眠を経て、深いノンレム睡眠である「深睡眠(徐波睡眠)」に至るのに、約30分を要する。一方のレム睡眠は、全身の筋肉は弛緩しているが、大脳は活発に活動している状態。レム睡眠のときには、明瞭な夢を見ていることが多い。
ヒトの睡眠について、どこまでわかっていて、どこからがまだ解明されていないのか。筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)の佐藤誠教授に話を聞いた。
        
▼「認知症予防」のカギは「深睡眠」?
       
――なぜ人は眠るのか?
      
 佐藤教授 睡眠中に脳内の老廃物が排出されるなど、いくつかの機能は判明してきたが、よくわかっていないことがたくさんある。
眠りの目的としてよく言われるのは「脳の休息」だが、実は眠っている間も脳は大半の時間、エネルギー消費量を落とすことなく活発に働いている。現在のところわかっているのは、記憶の整理と定着、脳に溜まった老廃物の排出などが行われているということだ。
脳の毛細血管はほかの血管と大きく異なって密着性が強いため、動脈で搬送されても脳内へ入ることができない物質も多く、逆に血液中に流出することが阻止されている脳内産生物質も多い。このシステムを血液脳関門という。
アルツハイマー型認知症の原因のひとつとされているアミロイドベータというたんぱく質(老廃物)は、血液脳関門を通過できない。そのためアミロイドベータは、排出されないと脳内に少しずつ蓄積していき、およそ20年という長い時間をかけてアルツハイマー型認知症を発症するとされる。
「質」については、先ほども少し述べたが、「深睡眠」(徐波睡眠)を確保することがカギになる。ノンレム睡眠(特に深睡眠)は、コンピュータでたとえるとデフラグを行っている状態だというとわかりやすいかもしれない。シナプス(ニューロンとニューロンの接合部)の再統合を行っている。
しかし、どうしたら深睡眠を得られるかもわかっていない。ちまたに溢れる「良い睡眠が得られる方法」などは、エビデンスがないものが少なくなく、「こうすれば良い睡眠が得られる」と断言できるものはない。
それでも2つ挙げるとすれば、「生活のリズムや食生活を整えること」「寝室の環境を整えること」が、睡眠の質を上げることにつながるということだ。
「寝室の環境を整えること」については、脳は寝ていても聴覚・視覚中枢は働いているので、刺激しないように寝室を暗くする、静かにする、湿度・温度を快適にするという要素を見直してみてほしい。自分が心地よいと感じる環境をいろいろと試しながら探ってみることが重要だ。
          
              
睡眠が生体に与える役割を考えてみると、その日に受けたストレス(肉体的、精神的)からの回復、そして翌日、活動を行うための準備(内分泌など)が挙げられます。
これらの役割は、「生命維持」「健康維持」そして「健康改善」の3つに分けられます。
確かに、短い睡眠時間でも「生命維持」には足りているケースは多いでしょう。しかし、健康を維持、あるいは改善するための「余力」がない睡眠とも言えます。
健康を改善するために必要な睡眠の時間は、しっかり確保して欲しいと思います。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

睡眠がアトピー性皮膚炎に関わる部分は多い。
特に、炎症を抑える自分の体の力と言える副腎皮質ホルモンは、その産生に睡眠の時間が深く関わる。
適切な睡眠時間は意識したいものじゃの。