秋のアレルゲン対策と気をつけたいこと(1)

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

                      
昨日は、東さんが、秋のダニの注意点について、新聞記事を紹介していました。
あとぴナビでも、小児科医を取材した記事がありますので、今日は、それを紹介しましょう。
            
         
●乳幼児とアトピー第9回 衣替えの季節に気をつけたいこと
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=baby&c2=1&c3=16
         
監修 角田和彦(かくた こども&アレルギークリニック院長)
       
▼乳幼児期のアレルギー症状の変化
        
アレルギー症状の出方は、赤ちゃんの成長につれて変化する側面があります。生後から1年間ぐらいは、腸管の免疫が発達していく時期。赤ちゃんの食生活は「授乳」から始まりますが、授乳中は「乳に含まれた栄養を消化せずに吸収」しています。そのせいで、この時 期は食物アレルギーを起こしやすくなります。
生後2~3カ月は、アトピー性皮膚炎を起こしやすい時期でもあります。最初は赤いポツポツした湿疹が、顔から胸、手足や背中などに広がります。症状が進むと、皮膚が赤くはれたり、黄色い滲出液が出て皮膚がジクジクとただれたり、あるいは皮膚が乾燥してカサカサとした粉を吹いたような状態になる子もいます。1歳を過ぎる頃になると、断乳する ことで徐々に未消化のものを吸収しないようになり、腸管の免疫が発達してくるので、体が栄養をうまく処理できるようになります。  
2~3歳の頃になると、ひどかった アトピーや食物アレルギーは徐々におさまり始める傾向があります。ところがこの時期になると、アトピーに替わって気管支ぜん息や中耳炎、アレルギー性結膜炎、じんましんなどが起こりやすくなります。
       
▼2~3歳の秋は喘息が起こりやすい!?
        
特に生後2~3歳の秋の頃は、初めての気管支喘息が起こりやすい時期です。 気管支ぜん息はアトピーと違い、病状が軽い時期にはなかなか気づかないものです。初めてゼーゼーいって異変に気づく頃は、かなりひどくなった状態です。  
それにしても、なぜ秋にぜん息発作が始まりやすいのでしょうか? まず気候の変化があります。9月の中旬頃からは、朝方急に冷え込む日が増えてきます。とくに台風が通り過ぎた後には、北からの冷たい乾燥した空気が入り込んできます。乾燥した空気は、暑い時期には湿っていた寝具や衣類、さらには生活環境全体を乾燥させていきます。すると、生活空間にたまっていたホコリ(ダニやカビ、環境汚染化学物質など)が体内に入りやすくなります。
            
▼生活空間にアレルゲンが増えやすい季節
          
夏の間、タオルケットや薄手の綿毛布などをかけて寝ていて、ある夜から突然気温が下がって肌寒さを感じ、あわてて押入れから冬用の毛布や肌がけ布団を出した。朝起きたら急に冷え込んでいて、とっさに洋服ダンスにしまってあった冬物の服を取り出した。 そんな経験のある人は多いでしょう。 しかし、これはやってはいけないことなのです。  
春から夏の間、押入れやタンスにしまってあった寝具や衣類には、高温多湿な時期に増えたダニの糞や死骸、カビの胞子や花粉がたくさん吸着しています。クリーニングに出したものでも、 タンスに長期間入っていれば要注意です。もし、押入れやタンスに防虫剤を入 れていれば、衣類は防虫剤に含まれる 化学物質に汚染された状態です。合板のタンスや押入れ、合成樹脂を使った収納家具などに寝具や衣類がしまってあった場合も、ホルムアルデヒド(家具や建築資材に使われる接着剤や塗料などに含まれる化学物質。シックハウス 症候群の原因のひとつとされている)などの化学物質による汚染が考えられます。  
秋という季節は、生活空間にこれらのアレルゲンが増えやすい時期なのです。さらに、急に肌寒くなることで、私たちの鼻や気管の粘膜は敏感になっています。だから、秋に初めてぜん息発作を起こすお子さんが多いのです。
          
          
全文は長いので、明日と2日間に分けたいと思います。
今日は、まず前半部分をご紹介しました。
記事に書かれているように、冷え込みが強くなってきた時期、慌てて毛布などを出した、という方も、最近は多いのではないでしょうか?
そのとき、「ほこり臭さ」を感じた方もいるでしょう。
こうしたアレルゲンは、目に見えない分、気がつくのは、影響が肌などに現れた場合です。
これから乾燥時期、アトピー性皮膚炎の悪化要因は少しでも減らすように気をつけましょう。

                           
おまけ★★★★南のつぶやき

昨日も、同様のご相談をいただきました。
急に夜、寒くなったので、押し入れにあった布団を出してかけたら、一時間もしないうちに、腕が痒くなってきて、掻き壊してしまった、というご相談です。
同様の状況は、これから増えてくるでしょうから、しっかり気をつけるようにしましょうね。