アトピーは、誰が治すものなのか(5)

今日も続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                       
体の治癒力が正しく働くことで、病気が治った状態になることを昨日は書いた。
では、自然治癒力が正しく働かないときは、どのようになるのじゃろうか。

アトピー性皮膚炎で考えると、免疫反応は薬剤の抑制を受けている間は、抑えられた状態を維持できるが、薬剤の効果が少しでも薄れてくると、常に炎症反応=痒み、を起こすことになる。
痒みの神経線維も、治癒力が働かなければ、角質層がいくら潤っても真皮内に戻ることはない。
当たり前のことではあるが、「良くなる過程」で起きた出来事は、全て自分の体の力によるもの、ということじゃな。

風邪を治すのも、骨折を治すのも、頭痛を治すのも、その「治った」という本当の状態を考えた時、そこには全て自然治癒力がないと、成し得ない、ということじゃ。
最初に述べた通り、その「治った」状態を広義に考えれば、薬の働きなど「サポート」による影響を加味できる。
じゃが、自然治癒力が「正常に働かない」状態を考えれば、そうした「サポート」はどれだけ与えても無意味となることもあるのじゃ。
「再生」という体の機能が働かなければ、骨折は治らん。
頭痛が起きる原因を抱えたままでは、薬の効果が切れるたびに、再発する。
アトピー性皮膚炎も、ステロイド剤を塗布後、しばらくの間は痒みが抑えられても、やがて炎症や痒みが再び皮膚に現れることになる。

ヒトは、病気になると、病院に行ったり、薬を服用したりするのが当たり前な時代になった。
もちろん、そうした「技術」が、多くの人を救うことになったのも事実じゃ。
じゃが、最終的に、病気を治すためには自らの治癒力が「基本」であることは忘れてはならん。
風邪を引いたら寝る、お腹が痛くなったらお腹に手を当てる、骨折して痛みがあれば動かない、こうした「行動」は、自分の体で「異常な状態=病気」を治すために行われていることじゃ。
もちろん、その自然治癒力の働きが間に合わなければ、病は治ることはなく悪化するこもあるじゃろう。そうしたことを防ぐために、病院があり、薬がある。上手なサポートを行うことを考えれば、アトピー性皮膚炎の場合、スキンケアやサプリメントなども火皮てくることはあるじゃろう。

じゃが、そうしたサポートに「プラスして」、体の自然治癒力がアトピー性皮膚炎を治すための「条件」をしっかりと体に与えることも大切、ということじゃな。
では、そうした「条件」はどのように得られるのじゃろうか。

明日は、今回のテーマの最後じゃ。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき

抗生物質の発明は、ヒトの寿命を大きく伸ばすことに貢献しました。
こうした医療の「技術」の恩恵が大きいことは確かですが、その「技術」は、まだ全てをカバーするには至っていません。
車の作り方を理解していなくても、車は運転できます。
でも、車の構造を正しく理解してなければ、故障した車を治すことは難しいでしょう。
ヒトの体を治す仕組みも、正しく理解することは大切だということです。