アトピーは、誰が治すものなのか(4)

今日も続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                           
自然治癒力について、もう少し考えてみたい。

昨日、書いたように、アトピー性皮膚炎を「治す」ことを目的で考えた場合、ステロイド剤やプロトピック軟膏などの薬剤は、痒みや炎症を一時的に抑えることはできても、アトピー性皮膚炎、という病気自体を「直接治す」力はない、ということじゃ。
じゃが、患者は、どうしても、医者や薬がアトピー性皮膚炎を「治してくれる」と思いがちじゃ。
もっといえば、いろいろなアトピー性皮膚炎の治療やケアとして販売されているアイテム(スキンケア、洗浄、サプリ、健康器具、食品などありとあらゆるアイテム)も、全ては「脇役」であって「主役」ではない。
じゃが、残念ながら、そういった販売しているメーカー(治療を行っている医師も)の多くは、それらの「モノ(薬も含めて)」がアトピー性皮膚炎を治してくれる、と「宣伝」しておる。
もちろん、特に医師においては、薬がアトピー性皮膚炎を治しているのではなく、薬は自然治癒力がアトピー性皮膚炎を治すために、最大限のサポートをしてくれているだけ、ということは、良く承知しておる。
しかし、それを患者に上手に説明することはできておらん。
患者が、「薬」を塗れば、アトピー性皮膚炎が治る、と「曲解」するように誘導しているのではないか、と思われることすらある。

薬を塗布することで、結果的に「アトピー性皮膚炎が治る」ことは確かにある。
じゃが、誤解してはいけないのは、薬を塗布したことで症状が抑えられたことと、アトピー性皮膚炎という病気が治った、ということはイコールの関係ではない、ということじゃ。
関連性はあるじゃろう。
痒みが治まれば、睡眠もとれるようになるし、掻き壊しも減る。掻き壊しが減れば、皮膚のバリア機能が正常な状態を保つことになり、皮膚機能が関わるアトピー性皮膚炎の原因といえる細菌叢も乱れた状態から健常な状態へと変わっていくじゃろう。
しかし、それらにより、「アトピー性皮膚炎が治った」という状態になるのも、全ては、体の治癒力が「正しく」働いたおかげじゃ。

もし、体の治癒力が働かなかった場合には、どうなるのじゃろうか?
続きは明日じゃ。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

病院が行う「治療」を主役として感じてしまうことは、患者として仕方がないことかもしれません。
でも、そこを誤って把握していると、治療を続けた結果、生体にマイナスの影響として現れる可能性があることまで気がつかないこともあります。
「サポート」が適しているかどうかは、自分でも判断できるようにすると、なお良いかもしれませんね。