皮膚の乾燥の問題を考える(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                           
今日は昨日の続きです。

                         
▼角質層内の問題

角質層を「乾燥」させる原因の一つは、昨日、述べたように角質層の「状態」にありますが、もう一つ大きな原因として考えられているのが、「角質層内の水分保持に係る成分」です。
角質層内に水分を留めているのは、「水分保持成分」によります。
これまでの研究で、アトピー性皮膚炎の方は、この水分保持機能を持つ、セラミドやフィラグリンなどが不足していることが分かっています。
水分保持を行う成分が不足しているということは、水分を蒸発させずに留めておく力が弱い、ということに繋がってきます。

セラミドの不足状態は、昔からアトピー性皮膚炎の研究者の間では言われてきましたし、ここ数年では、京都大学がフィラグリンの不足がアトピー性皮膚炎の原因である、という研究発表を行っていました。
セラミドやフィラグリンが不足した状態の方は、角質層が「乾燥状態」に陥りやすい、=バリア機能が低下した肌、ということでもあります。バリア機能が低下すれば、皮膚の細菌叢が乱れ、黄色ブドウ球菌が定着すると、それらの菌が出すデルタ毒素などが、体内のIgEを増強、アレルギーが作られる、あるいは強化させることになります。
もちろん、こうしたセラミドやフィラグリンの不足は、アトピー性皮膚炎の発症、あるいは症状悪化の一つの側面に過ぎません。アトピー性皮膚炎の方、全員が不足状態にある、というわけではないからです。
ただ、アトピー性皮膚炎を考えていく中では、かなり大きなウェイトを占めていることも確かです。

こうした角質層内の水分を保持する要因の「バランス」ということは、今後のアトピー性皮膚炎を考えていく上で、重要なキーワードになるように思います。
乾燥状態で悩んでいる方は、これらのことを覚えておくと良いでしょう。

                             
おまけ★★★★中田のつぶやき

商品開発担当の中田です。
乾燥対策は、ローションなど水分系のアイテムにより、角質層にしっかり水分を与える「保水ケア」が乾燥対策の基本となりますが、さらに重要なのは、皮膚の水分を「逃さない」ケアです。
ここで役立つのが、セラミドやフィラグリンなど、角質層で水分を保持するための成分です。
これらの成分が充足している方は、問題ありませんが、アトピー性皮膚炎の方の多くは、何らかの水分保持成分の不足状態にあることが多く、特に、高い割合でセラミドが不足していることが分かっています。(外部の研究では、70~80%程度と言われているようです)
セラミドは、スキンケアアイテムなどに含まれる成分でもありますが、皮膚の角質層において「機能する」セラミドは、単一のセラミドではありません。
数種類のセラミドが水分保持に関わってきますが、これら複数のセラミドを充足させるためには、「外部からセラミドを供給」するよりも、自分の力で「必要なセラミドを作り出す」ことの方が効果的だと言えるでしょう。
あとぴナビでは、10年以上、ピュアセラミドというサプリメントを取り扱っていますが、セラミドを含有する化粧品のアイテムを使用しても、潤いの改善が見られなかった方が、ピュアセラミドの摂取で潤いを取り戻せた、というケースも多く、こうした「中から行うスキンケア」も意識するようにしましょう。