2018年、秋の入浴のポイントについて(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は昨日の続き、入浴温度について見ていきたいと思います。

                    
●入浴温度に注意しましょう

アトピー性皮膚炎の方の入浴温度については、たびたびブログでも取り上げてきましたが、おさらいの意味で見ていただければと思います。

血流を良くする、という目的で入浴を行う場合、最も注意が必要になるのは「入浴温度」です。
「温まる」ということを考えると、実は、高い温度での入浴は、血流を良くする=冷えを改善するという目的に逆行した方法になります。
体の深部温度は、だいたい37℃~38℃です。この深部温度がもし40℃以上になると、内分泌や酵素の産生低下、内臓機能の低下が生じることになり、生命維持にも影響が出始めます。そのため、体は40℃以上の熱は基本的に「受け入れないように」働きます。つまり、体の内部では「血流を下げて」皮膚に受けた熱を伝えないようになっているのです。
実際、高温での入浴は、皮膚も赤く熱を持ち、汗も出て温まったように感じますが、実は体の内部では、体に受けた熱を皮膚で留めるように働き、冷えの状態が生まれている、と考えてよいでしょう。高い温度で入浴すると、湯冷めが早いと感じやすいのは、皮膚表面のみしか温まっていないためです。
したがって、血流を良くするために適した入浴温度は、外気温も合わせて考えると38~39℃が適していると言えるでしょう。
入浴の開始時には少しぬるく感じるかもしれませんが、この温度での入浴に慣れると、汗をかくのも早くなることが体感できます。また入浴後に体がポカポカした温まり感も長く続くことがわかるでしょう。
40℃を越える高い温度での入浴は、入浴後の肌の乾燥を促す作用もありますから、アトピー性皮膚炎の方は特に避けるように気をつけましょう。

ちなみに、日本人の平均の入浴温度は41度だそうです。
41度の入浴による「効果」もあるわけですが、その効果はアトピー性皮膚炎の方に必要な「効果」ではありません。
また、41度での入浴は、体への負荷を考えると、基本は短時間で行う必要があります。
体に対して「影響を与えるための熱」をしっかり受けることを考えると、短時間での入浴では不十分になります。
ぬるい温度での入浴は、健常な方に必要と言う意味合いではなく、「アトピー性皮膚炎の方に必要」というように考えましょう。

明日は、入浴環境について述べてみます。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

入浴温度は、とにかくアトピー性皮膚炎の方にとって、大切な要因です。
血流を良くすること、そしてスキンケアにつながる汗をかくことは、アトピー性皮膚炎を回復させるために不可欠ですが、入浴温度を誤ると、その二つともに逆効果となることもあるからです。
適切な入浴温度を守るようにしましょうね。