2018年8月号の特集より(2)

北です。

 

 

 

 

 

 

 

                          
今日は、昨日の続きを紹介しましょう。
            
          
●夏の肌ケアは洗浄が一番の決め手
(2018年8・9月号あとぴナビ、より)
          
▼乳幼児の洗浄や、汚れが激しい方は、界面活性作用を持つ物質が一切、含まれていない、APゼロ・ウォッシュがお勧め
            
もう一つ、あとぴナビ通販で取り扱っているのがAPゼロ・ウォッシュです。
APゼロ・ウォッシュは重曹成分によるロコイド効果で汚れを皮膚から剥離させる方法で落とします。界面活性剤のように、汚れを「掴んで落とす」のではないため、もともと皮膚の一部としてラメラ構造を展開している皮脂膜にはあまり影響を与えません。
ただ、界面活性剤を一切、含んでいないため全く泡立つことがありません。
純石鹸やボディソープなど、泡立つ洗浄剤で洗うことに慣れていると、泡立たない洗浄剤で洗うことは「洗い心地」が十分でないと、敬遠されるケースもあります。
アトピー性皮膚炎の方の肌は、基本的にバリア機能が低下しています。その低下している原因が「乾燥」にある方の場合には、乾燥に至る要因は極力減らすようにした方が良いでしょう。
特に、乳幼児の場合は、もともと皮膚が薄い上にアトピー性皮膚炎でバリア機能が著しく低下した状態にあることが多いので、APゼロ・ウォッシュのように、皮脂を極力落とさずに済む洗浄剤を選択した方が良いでしょう。
もちろん、成人の方も泡立ちの感触的な部分のみを問題視するケースが多いだけで、お肌にとっては、ベストな洗浄剤です。
また、ロコイド効果で汚れを剥離させる洗浄方法なので、ゴシゴシ擦ったりする刺激が無く洗えますから、刺激に弱い方には特にお勧めです。
            
▼洗濯洗剤を替えてみてください。衣類に残留する洗剤成分と汗が、夏の肌を悪化させます
            
汗をかく季節、洗濯ものも多くなるのではないでしょうか?
汗をかいた衣類を交換する頻度も増えますが、そこで気にしたいのは、「衣類に残留する洗剤の成分」です。
群馬大学の研究では、現在の洗濯機では、すすぎの回数をどれだけ増やしても、一定量の洗剤が洗濯した衣類に残留することが確認されています。さらに、移染布(洗剤が残留していない布)を残留布でくるんで、それをアルミホイルで包み、その上から荷重をかけると、残留布の洗剤が移染布に移ること、さらに移染布が湿っていた場合、移る洗剤の量が増えることが確認されています。
つまり、洗濯ものが肌に接していると、残留した洗剤が肌に移ることがある、そして肌が湿っているとその移る洗剤の量が多い、ということです。
したがって、夏のように汗をかく季節は、肌着など、直接肌に接している衣類から肌に残留した洗剤が移りやすくなる、と言えます。
合成洗剤や純石鹸洗剤で洗濯ものを洗っていた場合、肌に移る洗剤は、いずれも「界面活性剤」です。天然か合成かの違いはありますが、皮脂と乳化してとりさる界面活性作用の働きだけでみると、純石鹸洗剤も合成洗剤と全く同じ働きを行います。
アトピー性皮膚炎のバリア機能にとっては、皮膚を乾燥させる要因は無視できない要因であり、乾燥状態=バリア機能の低下を少しでも防ぐために、純石鹸洗剤や合成洗剤で肌着を洗濯することは避けた方が良いと言えます。
あとぴナビでは、界面活性剤を使用していない重曹洗剤の「洗濯洗剤 安然宣言」を取扱しておりますが、夏の季節、赤みや炎症、乾燥にお悩みの方は、洗濯洗剤を変えるだけで症状が良い方向に変化した事例も多く報告されています。
アトピー性皮膚炎の方の衣類の洗剤は、できる限り、お肌にとってマイナス要因が少ないものを選ぶにようにしましょう。
              
夏のアトピー性皮膚炎のケアは、お肌のスキンケアが大切であることはいうまでもありません。しかしスキンケア以上に「洗浄」の部分が症状の変化(良い変化も悪い変化も)をもたらします。
夏のアトピー性皮膚炎をケアしていく上で、重要なキーワードは「洗浄」にあることを忘れないようにしましょう。
            
         
今日は、後半部分の記事を紹介しました。
洗浄は、基本的に界面活性剤によるものが基本となります。
合成洗剤や純石鹸は、安全性などの問題で比較され、純石鹸の方がアトピー性皮膚炎に良い、と言われることもあるでしょうが、バリア機能への影響から考えると、合成洗剤も純石鹸も等しいリスクを抱えています。
重曹洗剤は、界面活性剤ではないため、そういったリスクを伴いませんが、全く泡だ立たない分、使いづらい、という声は良く耳にします。
肌への安全性と利便性、難しい問題ですが、お肌の状態がかなり悪い時には、マイナス要因を少しでも減らせる洗浄剤を洗濯することは大切なのかもしれませんね。

                       
おまけ★★★★北のつぶやき

今回の特集記事は電子版のあとぴナビでご覧いただけます。

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