【閑話休題】抗菌薬の、使い過ぎには注意を

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
今日は、薬の話題を紹介するね。
          
         
●死亡例や後遺症も…抗菌薬の使い過ぎに注意 医師ら「風邪には効かない」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180801-00010003-nishinpc-sctch
         
▼厚労省、使用量20年までに3割減のプラン策定
         
抗菌薬(抗生物質)が効かない細菌「薬剤耐性菌」が医療現場で広がり、治療が長期化したり、最悪の場合は死亡したりするなど世界的に問題となっている。抗菌薬の過剰使用が背景にあるとして、厚生労働省は、抗菌薬の使用量を2020年までに13年比で3割減らす「薬剤耐性対策アクションプラン」を策定。効果のない風邪や胃腸炎への処方や、漫然とした長期投与を控えるよう呼び掛けている。九州の医療機関や地域でもさまざまな取り組みが始まっている。
「抗菌薬を賢く使わなければ、未来の子どもたちに治療の道がなくなってしまう」「まず小児科医から改めるべきだ」
福岡市で4月に開かれた日本小児科学会学術集会のシンポジウム。小児科医らが「プライマリ・ケア(初期治療)での抗菌薬適正使用」をテーマに、ウイルス性の風邪に抗菌薬が出されるなど、不適正処方が頻発する現状について意見を交換した。入院中の子どもが薬剤耐性菌に感染し、打つ手がなく亡くなったり、後遺症が出たりしていることも紹介された。
          
▼「日本では使われ過ぎている」医師が問題提起
          
抗菌薬が効くのは尿路感染症、マイコプラズマ肺炎、腸管出血性大腸菌感染症(O157など)、結核、敗血症など細菌性の感染症だ。風邪はほとんどがウイルス性。抗菌薬がよく処方される中耳炎も、細菌によるものは一部しかない。
福岡市東区の深澤満医師は、中耳炎や副鼻腔(びくう)炎などでの抗菌薬処方を重症例だけに限った。この結果、抗菌薬を含む処方箋の割合は18・9%(2001年)から1・5%(17年)まで減ったが、重症化したケースはなかったと指摘。「乳幼児への安易な抗菌薬使用は、耐性菌を増やすだけでなく、大切な腸内細菌を破壊し、肥満やぜんそく、アレルギーなどを誘発するという欧米の調査結果が多数報告されている。せきや鼻水などの風邪症状は自然に治るのに、日本では使われ過ぎている」と問題提起した。
            
▼不適切な服用などで耐性菌が増
          
薬剤耐性菌が出現するメカニズムは完全には解明されていない。ただ、細菌感染を確かめないまま抗菌薬が安易に処方されたり、患者が飲むのを途中でやめたりする不適切な服用を続けると、耐性菌が増えるとされている。
1928年のペニシリン開発以来、耐性菌の出現と、それに対抗する新しい抗菌薬の開発が繰り返されてきた。ただ近年は、がんなどと比べて感染症関係の新薬開発は低調で、耐性菌への対抗手段が少なくなっている。英政府委託の調査チームの推計では、耐性菌による2013年の世界の死亡者は年間約70万人。対策をしなければ、2050年には、今のがんによる死亡者数を超える1千万人に上ると発表。世界保健機関(WHO)は対策強化に乗り出した。
        
▼基幹病院では対策進む
         
日本では16年のアクションプラン策定に続き、17年には風邪や胃腸炎では抗菌薬を極力使わないとする医師向け手引書を厚労省が発行。今春の診療報酬改定で、初診時に子どもへの抗菌薬の処方を控えるなどした医院に800円、耐性菌対策をした病院に千円が新たに支払われるようになった。
薬剤耐性菌への感染が命に関わる重症患者のいる基幹病院では、対策が進んでいる。福岡県飯塚市の飯塚病院(1048床)では15年から順次、一部抗菌薬を入院患者に使う際は院内の専門部署に届け出て、7日以上続けて使う場合は専門医が指導するようにした。
          
▼「感染症で大勢が亡くなる時代が再来しかねない」と警鐘も
            
ただ、日本で使われる抗菌薬は、市中のクリニックで通院患者に処方される経口薬が大半を占める。同病院は医師会や保健所を通じ、市内の開業医にも協力を呼び掛けている。
佐賀県唐津市では、唐津赤十字病院で薬剤耐性菌の集団感染が起きたのをきっかけに、17年度から保健所や医師会、病院、薬剤師会などでつくるネットワークで取り組みを始めた。昨年度は保育所職員向けの学習会を開催、本年度は高齢者施設職員を対象に開く予定だ。
薬剤耐性菌に詳しい飯塚病院の的野多加志医師は「『抗菌薬は万能』と誤解して、医師に処方を求める患者さんも多い。市民も正しい知識を得て不必要な薬はもらわない、使わないという意識を持たなければ、ペニシリン発見以前のような、感染症で大勢が亡くなる時代が再来しかねない」と警鐘を鳴らす。
              
             
記事は、少し怖くなる話だよね。
菌も、自体が生き残るために必死なんだろうけど、いたちごっこになったときに、不利益を受けるのはヒトの方だから、こうした警告には真摯に取り組んで行った方が良いと思うんだ。
薬に対して、ある程度の知識は患者側も持ちたいところだよね。

                     
おまけ★★★★大田のつぶやき

アトピー性皮膚炎の方にも多剤耐性菌の問題は、人ごとではありません。
特に黄色ブドウ球菌のMRSAは、気をつける必要があるでしょう。
もちろん、薬を使う必要があるケースもありますが、無制限に使用することはリスクもある、ということなのでしょう。