梅雨のケアのポイントについて(4)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日は、今回のテーマの最後で感染症の関連について述べたいと思います。

                          
3.感染症の洗浄とケア方法

掻き壊しが強く、ジュクジュクした肌状態の方は、少しケア方法に注意が必要です。
ジュクジュクした状態のところは、多かれ少なかれ、何らかの感染症に罹患していることになります。
もちろん、その感染症の種類によっては、一過性の悪化で済むこともありますが、黄色ブドウ球菌やヘルペスウィルスなど、アトピー性皮膚炎の状態も悪化させやすい感染症に罹患している場合には、注意が必要です。

まずは、定期的にしっかり患部を洗浄して洗い流すようにしましょう。
そうすることで、菌叢はとりあえず、良い菌も悪い菌もなくなり「フラット」の状態に近づきます。
そして洗浄後は、しっかり保水ケアを行い、角質層の水分不足が生じないように注意します。
フラットの菌叢から、良い菌と悪い菌のどちらが「早く繁殖するか」は、お肌のバリア機能の状態が大きく関わってきます。
そのため、角質層の水分不足が万一にもないように注意することが大切になります。
なお、水分系アイテムは、掻き壊しの状態次第では、浸みて行いづらいこともあります。そういった場合には、オイルアイテムでプレケアを行ってから、保水ケアを行いましょう。

保水ケアを行った後は、「保護ケア」を行いましょう。
掻き壊しの状態が強ければ「チュビファースト」が適しているでしょう。
注意点は、汗をかきやすい方の場合、チュビファーストで患部を覆うことで「蒸れ」が生じやすくなるケースがあります。その蒸れは「汗」が原因のため、マラセチア菌などの関係から、「痒み」につながることもあります。
汗をかきやすい方の場合、一定時間で付け替えるように気をつけてみましょう。
感染症に対するケアは、その程度が重度の場合は当然ですが、医療的な処置が必要になることもあります。
アトピー性皮膚炎の方で多いのは黄色ブドウ球菌とヘルペス(あるいはカポジ)ですが、前者は抗生物質、後者は抗ウィルス剤の内服が中心となります。検査などを行わず、所見だけで処方された場合、適切な薬剤が処方されていないこと(例えば、ヘルペスなのに抗生物質が処方される、など)もありますので、服用しても効果が見られない場合には注意するようにしましょう。

このように、梅雨を迎えるあたっては、他の季節とは少し違った視点からのケアが必要になることもあります。
自分のお肌状態に合わせた適切なケアを行って、梅雨の季節を乗り切りましょう。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

今日のブログで出てきたプレケアなども、個々人のお肌の状態により異なります。
具体的なケア方法でお悩みの方は、お気軽にアトピー相談室をご利用ください。

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(受付時間 10時~19時)