北海道は、アトピー患者が多い?

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
アトピー性皮膚炎の統計調査で、定期的に行われているものとして、文部科学省が行っている「学校保健統計調査」があります。
これは、全国の約1/4ほどにあたる学校を抽出、その生徒の健康状況を、学校が行っている健康調査をもとに報告されたものを集計しています。
この他に、都道府県が独自に行う調査もあるようですが、興味深い記事が出ていましたので、紹介しましょう。
                
             
●ぜんそく・アトピー割合、北海道は全国の倍以上
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180604-OYT1T50008.html
              
道教育委員会は、2017年度に実施した学校保健調査の結果、小中高校生でぜんそく、アトピー性皮膚炎が増加していると発表した。
文部科学省調査の全国平均と比較すると、ぜんそく、アトピーとも道内の小学生は約2倍、中学生は2倍以上、高校生は3倍以上となった。
学校保健調査は、道教委が3年に1度実施している。17年度は、小中高校など計2047校47万1026人を対象に行った。
ぜんそくの割合は、小学生が7・57%(前回比0・92ポイント増)、中学生が6・53%(1・11ポイント増)、高校生が6・28%(0・61ポイント増)となった。いずれも調査開始の02年度以降で最悪だった。
              
                
なぜ北海道のアトピー、ぜん息患者が多いのか、明確な理由は分かりません。
一説には、暖房など気密性の高い室内環境が関係しているのでは、とも言われているようですが、全国平均よりも上昇したのは2011年からのため、気密性以外の問題も考えなければならないでしょう。
2011年度といえば、東日本大震災が発生した年度ですので、地震が関係した何らかの影響(ストレスなど)が見られているのかもしれません。
実際、被害が大きかった地域の県別の数値を見ていくと、北海道以外でも、低い年齢のアトピー患者が、全国平均よりも多くなっている傾向はあるようです。(宮城県では、2017年度の幼稚園児のアトピー患者の割合が全国平均の倍近い数値だった、など)
この辺りも、調査を進めていくと、アトピー性皮膚炎の対策に役立っていくかもしれません。学校保健統計調査以外で全国的に行われている大規模調査にエコチル調査がありますす。10年以上かかる調査ですので、まだ半ばではありますが、その結果も見守っていきたいと思います。

                          
おまけ★★★★大田のつぶやき

最後に書いたエコチル調査とは、環境省が行っている、日本中で10万組の子どもたちとそのご両親が参加する大規模な疫学調査です(「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」)2011年より実施されています。「エコロジー」と「チルドレン」を組み合わせて「エコチル調査」と名称がついています。
赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時から13歳になるまで、定期的に健康状態を確認させていただき、環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのかを明らかにする調査のことです。長い期間かかる調査ですが、新しいことが明らかになることが期待されますね。